ガマンしているんだ?
先日、テレビで有名なシェフがインタビューを受けていて、日々の栄養バランスについて語っていました。
「ボクはいつも健康のために食事の栄養バランスのことは注意していますよ。でも、たまにはおいしいものを食べたいから外で食べることもありますけどね」
それを聴くレポーターさんがえらく感心していましたが・・・そうか? おかしくないか? 予防医療を専門にする医者の目で分析すると、この発言には大きな間違いがある・・・料理のプロであり、人気シェフだと云うその彼の言葉に耳を疑いました。
「たまにはおいしいものを食べたい」というのは、つまり毎日の食事は栄養バランスを考えるあまり、そんなにおいしいとは思っていないということを意味するのか? つまり栄養バランスを考える食べ方は”がまん”を強いている、と料理のプロが考えているということになる。たまに食べる「おいしいもの」とは一体どんな料理のことを指しているのだろう?
このインタビューを聞いて、ちょっと(いや、かなり)落胆しました。「いや、そんなつもりじゃなかったんです」とどっかのチンピラ大臣が云うようないいわけをするかもしれないけれど、きっとこれが本心なんでしょう。「世間に受けるから”ヘルシーな料理”を心がけているけれど、こんなのちっともおいしくないし」と思っているんでしょうか。
残念です。
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