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心と身体の疲れパターン

アラフィフの男性受診者の方が、結果説明の最後にぼやきました。

「最近は、毎週月曜日は元気潑剌で仕事にでかけるのだけれど、火曜日から徐々に疲れを溜めてきて、週末はもう動けないくらいヘトヘトになるんです。特に何をしているというわけでもないのに・・・どうしてなのでしょうか?」と。

仕事のストレスや年齢的な肉体の疲労蓄積など、考えることはたくさんあり、多くの老若男女の働く皆さんが同じような悩みを抱えているのだと思います。それが『働き過ぎ』の現れだといわれ、そのために『働き方改革』とやらが遂行されるようになったのでしょう。

「でも」・・・わたしは答えました。
「でも、逆に月曜日が一番心の重い人がいます。『サザエさん症候群』と呼ばれるやつで、週の初めになるとまた仕事に行かなければならない憂鬱さに苛まれ、がんばって働くうちに週末になるにつれて徐々に元気を取り戻すパターンの人。こっちの方が遙かに重症なんです。それに比べたらあなたの悩みは、まだ何とかなりますよ」と。

わたしはどうかと云うと、どっちでもありません。月曜日も金曜日もあまり変わりません。週末が近づくことで「やっと休める」という気分になることがあまりないのです。もちろんわたしのスケジュール帳は遊びの予定で週末から埋まっていきますが、別にそれがウイークデーのストレスの発散になっているというわけではありません。遊びや家の掃除・草刈りなどは楽しみではあるから毎週末に早朝からハイテンションで動き回っています。一方で、仕事に生き甲斐を感じてウイークデーもがんばっているというわけでもないけれど仕事がイヤで憂鬱だというわけでもありません(まあ、長い会議は朝から憂鬱ですがじっと耐えればいつか終わります)。だから、月曜が一番元気で翌日から徐々に疲れて金曜にはヘトヘトになる、と云っていたくだんの男性のメリハリがなんかうらやましい気もしないではないのであります。「昔、若い頃は、たしかにそうだったなぁ」と。

 

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