困ったモン~無意識の怖さ
「あれ?鍵掛けたっけ?」
「ガスの元栓閉めたっけ?」
「電車に乗るときにカードリーダーにICカードかざしたっけ?」
「仏壇のろうそく消したっけ?」
わたしの生活の中で、こんな不安にかられることは多々あります。すべてが毎日の習慣のために無意識にやってしまっていること。だから、逆に記憶の中に画像として戻ってこない。あるいは戻ってきてもそれが今日なのか昨日なのかが定かではない。
こういう不安に駆られるときは概ね問題なく無意識のうちにいつものようにルーチンをこなしているのですが、時々(最近は頻繁に)「昨日、お風呂の入り口の鍵掛けないまま寝たでしょう!」「こないだベランダが開いたままになっていたよ」と妻に非難されるのです。全然記憶にないこと・・・無意識のうちにいつものようにやっているつもりなので、「おかしいな、ちゃんとやったはずだけどな」と反論すると「現に、開いてたんだからそんなはずはないよ」と証拠を突きつけられてしまう。
無意識の日常行動というのは、歳とともに欠落した脳細胞がイタズラして時として失敗してしまいます。自信がないからチェックシートを付け始め、そのうちチェックシートに付けたことを忘れ始め、ひとつひとつ確認する行動すらしなくなるとき、ヒトは認知症になるのだろうな。世間の同世代の友人知人たちがみんな抱え込んでいるのが自分の親たちの認知症問題・・・「戸締まりはまだいいが、火の元だけは怖い」とみな口をそろえて云う。
自分も他人事ではなくなってきていることに落胆しています。まだ、自分の行動に自信がないだけマシだけど・・・くわばら、くわばら。
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