それは本当に朝に報道すべきこと?
「そんなこと、今はどうでもいいわ!」と独りごとをいいながらナビのTVチャンネルを動かす。それの繰り返しで、結局Eテレの”はながっぱ”に落ち着いたりする。
朝の出勤途中の運転中のよくある光景です。運転中は画像が出ないので声だけですが、それでも聞きたくない内容が朝から続くとうんざりします。
「福島県の大雨で○○川の支流が氾濫して被害が起きました。実は支流流域には避難指示がでていなかったのです。その理由は・・・」
「先日のあおり運転でガラケー女として誤報された女性の情報を拡散した市議がフェイスブックで謝罪会見。その云い訳は・・・」
「どうでもいい内容だ」と云いたいのではありません。「その内容、朝に伝えなきゃいけない内容なの?」と思うわけです。明らかにイラッとさせる内容なのです。どうしてこれからさわやかな気分で仕事に向かおうとしている人間をいらだたせる必要があるの?と思うわけです。昼間や夕方の報道なら別にかまいませんが、朝の報道には似つかわしくなさ過ぎる!と思うわけです。きっと内容は前日の夕方に放送したモノと同じでしょう。「朝しかニュースを見られない人が居るから」という大義名分をかざしながら、せっかく取材したものだから使い回さないと勿体ないという理論なのだと思います。上の二つの話題、”朝しか見られない”くらい忙しい人にあえて朝伝えなければなりませんか? 先日も書きましたが、朝は伝えなければならない内容だけにしてほしい。未曾有の大災害で被害の実態がどうだとか、昨日何人の遺体が見つかったとか、今後ふたたび大雨が降りそうだ、とかいう情報はきちんと伝えて欲しいけれど、それと三面記事的話題とは棲み分けることくらい簡単にできるでしょう。
緒方さんや八千草さんのような著名人の逝去を悼んで過去の功績を綴ることは朝にいくらいやってくれてもかまわないから、どうか、ニュース報道ではない、人の心を煽るような内容は、極力朝には流さないでもらいたい。
そう思う次第です。
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