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日常で心得ていること~夜中には考えてはいけない

闘病中の同級生が亡くなって3年目を迎えました。独り者でしたが病気宣告を受けて以降も自分のことは自分でけじめを付けるための金は貯めてきたと云い、最後の看取りまで想定した人生を全うしました。それでも、そんな彼でも、最期は独りで生活するのはむずかしく、実姉夫婦の住む九州に帰ってきて姉家族に見守られながら亡くなっていきました。

昨夜、そんな3年前のことをベッドに入ってから思い出してしまい、姉夫婦や子・孫たちと一緒に写っている幸せそうな写真をふと思い出した時、私の頭は全く違う方向に向かって思考し始めました。自分の場合はどうか? 私が看取るにせよ看取られるにせよ、残された夫婦の一方はほとんど身寄りがいない。うちの姉夫婦には息子が2人いるが未だに独り者だし、妻は一人っ子で年老いた母はもうその頃には居るまい。さて、葬式はいいとしても、墓はどうする? 妻はかねてから散骨してほしいと云っていた。そもそもうちの墓は後を守る人間が居ないから、私の生きているうちに墓じまいをしておいた方がいいのだろうか。自分は無縁仏になってもかまわないけれど、妻が残されたらどうしようか。本家に墓を併せてもらったりできるのだろうか。そんな相談は誰にしたら良いのだろうか? 親しい友人でも他人の家のことには介入しないだろうな(その前にそんな相談ができる友人自体が居ないかも)。

そんなことを考え始めたら頭が冴えわたり、その後に途方もない不安感の波が襲ってきました。最近、時々夜床についた時や夜中に目覚めた時に突如襲ってくるこの不安の波。妻にも云えない、兄弟にも云えない、友人知人にも云えない・・・その孤独な不安感に苛まれると大きなうねりに飲み込まれそうになるのです。

「いかん。今、これを考えたらいかん」と独りごとを口にした私はあえて目を見開いて真っ暗な天井を眺めながら心を無にする努力をします。そうしながら、静かに意識が薄れていくのを待つのであります・・・だいぶ、処世術を心得てきました。

 

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