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漢字

先日、身内の勉強会で『脆弱性』を『きじゃくせい』とプレゼンしていた先生に、後で「先生、それは『ぜいじゃくせい』と読むんですよ」と云ったら、「わー恥ずかしい!」とリアクションしてくれました。「そうそう、そうやって、これから間違わなくなるんですよ」と思いました。

『漸増』を『ざんぞう』と読んだり、割と学者さんやドクターは漢字が読めない。学会の演題発表や特別講演などでも、間違った云い方を何度も口にしているのがすごく耳障りなのに誰も反応しないのは、皆がそれでいいと思っているのか、間違っていることは分かっているけれど別に本題とは違うことだからと聞き流しているのか・・・みんな意外と「どっちでもいいんじゃない」と思っているのじゃなかろうか。何しろ、最近は『ざんぞう』で検索しても『ぜんぞう』に修正した状態で説明が出てきますし、『漸増(ぜんぞう)の誤用』とか丁寧に解説してくれたりするご時世だから、返って覚えられないのでしょう。こういうのは、自ら文字を書かなくなった弊害の一つでもありましょう。でも、漢字は文字そのものに意味があるのであって、まったく意味の違う読み方を誤用して平気なのはいかがなものか(しかもそれが全国区の大きな学会とかで)と思うのであります。むかし、『漸近線』を『ざんきんせん』ってずっと連呼していた大学時代の教授がいましたが、だれか指摘してあげただろうか。『漸増』『漸近線』・・・『漸(ぜん)』は『徐々に』の意味(漸増:徐々に増える、漸近線:徐々に近づく)であり、『暫定』・・・『暫(ざん)』は『しばらく』の意味。こういう機会に意味から一緒に覚えたら、きっと一生忘れないと思うのです。わたしはそうやって覚えました。『徹底的』の『徹』と『撤退』の『撤』とかも。

ま、『脆弱(ぜいじゃく)』の場合は、さすがに『きじゃく』では文字変換してくれません(『脆』は『もろい』という意味だから『き』の読みは存在しませんから)でしたが、「『ぜいじゃく』の読み間違い」と出てくるのには驚きました。というか、感動すら覚えました。

 

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