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コトバの力

今日、NHKのEテレで『夏井いつき 俳句の種をまく』という番組を見ました。昨年末に放送されたものの再放送のようでした。

テレビ番組でブレイクしたおかげで、今や知らない人は居ないと云っても過言ではない俳句の先生。俳句なんかに興味もなかったひとたちにも俳句を身近に感じるようにしてくれた功労者と云えるでしょう。そんな夏井先生を追いかけるドキュメンタリーの中で、俳句に出会ったおかげで生きる糧をもらった人たちがクローズアップされていました。引きこもりの男性や子育てに疲れた主婦や闘病中の男性が俳句に自分の生活を投影することで生活を生き生きさせる姿、あるいは、むかしのイヤだった自分の経験を忘れるのではなくて俳句のタネにして昇華させようとする若い女性など。

俳句は季語が面倒くさいし、陳腐なコトバしか浮かばないのであまり好きではありません。一生懸命考えて一句作ったところで、それが何になる?どこぞのコンクールに応募してたとえ賞をもらったとしても、それは自己満足なだけでしょ?と正直思っていました。テレビでタレントさんが詠む句を聞くのが楽しみになり、運転中のラジオで応募された俳句を聞くのも苦にならなくなってきましたが、それでも自分で詠む気にはなったことはありません。ただ、この番組に出てきた人たちの生き様のように、人生の苦難を癒やし、生きることの杖になれるものであれば、17音のコトバ遊びも良いなと感じました。コトバを選ぶ。句を作る。一番しっくりくるコトバを探す。そんな作業は、もしかしたら絵を描くとか陶芸をするとか云う世界よりも今後の自分のココロの充実のために一番合っていることかもしれません。

そんなことを思いながらしみじみと番組を見終わった後、今度は大相撲放送にチャンネルを替えました。幕尻の高齢平幕力士が下克上して初優勝しそうな緊迫の場所で日に日に人気があがっています。今日はその千秋楽。滅多に見ない大相撲放送を見ました。最近、大相撲放送を見なくなったのは、解説者の親方連中のコメントがイライラするからでした。皮肉を云ったり、「こんなんじゃ駄目だ」とダメ出ししたり、「まだまだ精進しなければ」と指導者のマジメな意見を続けたり、見ていて楽しくなかったからです。かといって褒め殺しなのもまたわざとらしい。スポーツ解説ってとてももずかしいものです。そんな中、昨日の解説をしてくれた荒磯(元稀勢の里)さんの解説がわたしのココロに嵌りました。声も聞きやすいけれど話す内容がすべて前向きでポジティブな意見ばかり。こんな解説ばかりだったら、相撲人気がまた出てくるだろうな。というか、わたしもこんな考え方の人間になりたいと思いました。

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