余った時間
新型コロナウイルス蔓延の影響が社会現象になっています。わたしの日常でも、職場の会議や講習会がことごとく開催中止になり、出張禁止になり、いよいよ始まった今年のJリーグまでもが初戦があった後は期限のはっきりしない延期で出鼻をくじかれた形になりました。職場の面倒くさい会議の中止はうれしい限りなのですが、2月末のルヴァン杯、3月前半のリーグ戦ホーム2試合に現地参戦するする予定だったわたしは、応援グッズを揃えてホテル予約までして臨戦状態で待っていただけに、喪失感といったら半端ありません。
おそらく、楽しみにしていたいろいろなイベントが中止になったり、あるいは出張などの予定が取りやめになったりした人はたくさんいることでしょう。そんなポッカリ空いた時間をどう過ごしましょうか。日頃やりたかったけど時間がなくてできなかった趣味や勉強などに時間を充てましょうか。それとも,何もせずにボーッと過ごすことにしましょうか。
むかしのわたしだったら迷うことなく前者を選ぶでしょう。せっかく湧いて出てきた時間を有効に使わないとものすごく損した気分になりそうだから。でも、今回は後者を選びました。怠惰なココロがそうさせたというなら別に否定はしませんが、本当は違うことのために費やすはずだった時間・・・それは本来のことを予定通りしていたらなかったはずの時間・・・余ったのだから、何もしない方が得した気分になれる。そう感じたからです。
余った時間に何もしないことを損と思ったり得と思ったり、考えてみると不思議なものです。いつのまにかすっかり入れ替わってしまったわたしのココロの変化が面白い。
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