リスペクト
SNSを読んでいて、あるサッカーコーチのツイートに目がとまりました。
『新しい環境で他者に貢献するために大切な3つの軸とは、①リスペクト、②最適化、③信頼関係』というもの。
そう、『リスペクト』(=尊重する・敬意を払う)は、どんなときでも、どんな状況でも必ずとても大切なワードだと思います。でも、『リスペクトする』というのは、簡単なようで実はとてもむずかしいことだと感じています。自分よりかけ離れた才能を持つ師匠のような人に対するなら簡単ですが、一緒に切磋琢磨して競い合っているライバルをリスペクトする・・・そう簡単にそういう気持ちになれるものでしょうか。「絶対自分の方が実力は上だ!」と思って相手を見る限り、そこにはリスペクトはありえない。指導者ならなおのこと、「おまえたちは未熟者。オレの云うことをやっておけばいいのだ!」的な指導者にはリスペクトは無縁のものに見えます。かといって、「相手を尊重しましょう」「リスペクトしましょう」と唱えておけばできるようになるものでもありますまい。そんな柔な気持ちでは勝てるはずがないし、実力の世界では相手に絶対負けない気概がないことには生き残れないはずです。
でも、「ライバル心はリスペクトの裏返し」とも云えます。こいつには絶対負けたくない!と思うのは相手の実力を認めているからに他ならず、取るに足らない者にライバル心など湧いては来ますまい。「こいつにだけは絶対に負けない」とお互いに思うことがまさしくリスペクトそのもの。オリンピックなどで戦う一流アスリートが、自分のライバルを「リスペクトする」というのは、紛れもない本心なのだと思います。
オリンピックイヤーの今年、新型コロナに負けずに無事に開催されることを心から祈ります。
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