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お風呂に入ろう?

週5日以上の入浴で脳心血管リスク減少~日本人3万人の前向き調査

血行動態機能改善に伴う入浴の心血管疾患予防効果について、中年期の日本人約3万人を追跡調査(大阪府立公衆衛生研究所:鵜飼友彦ら)し、入浴頻度が多いほど心血管疾患リスクが低下するという結果を報告したそうです(Heartオンライン版2020年3月24日号)。

それによると、心臓突然死やくも膜下出血については入浴回数と関連はみられなかったものの、ほぼ毎日または毎日入浴している人は入浴回数0〜2回/週の人に比べて心血管疾患(冠動脈疾患、脳卒中全体、脳梗塞、脳内出血)リスクが有意に低かったのだそうです。

一応、従来の心血管疾患リスク因子と食事因子を調整した結果だというのですが、さてどうなのだろう。対象は40〜59歳の3万76人でそれを20年追跡したそうなのだそうですが、入浴習慣というのは単なる衛生観念の問題だけではなく、経済的な問題も大きいのではないでしょうか。あるいは偏見かもしれないけれど、普通に社会の中で仕事をしているのに「ほとんど風呂に入らない」人は、基本的に生活が乱れている人が多いのではないでしょうか。そうなると、それは入浴回数の問題だけではないのでは? あるいは、湯船に浸からずにさっとシャワーだけ浴びてすぐ寝てしまう人も多いようですがそういう場合の心血管疾患リスク減少効果はどうなのかも知りたいところですね。

お風呂に関わることで言えば、高齢になるほど「面倒くさく」なって、「どうせ外に出ないからお風呂は入らなくてもいいや。化粧もしなくていいや。顔も洗わなくていいや。歯も磨かなくていいや」となっていく、そのフレイルサイクルを未然に洗い出すために、高齢者にこそ入浴頻度の調査が重要ではないかという気がします。

 

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