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かばん語

昨日の『ぎなた読み』のように、聞いたことのない一括りの単語に、なんかちょっと惹かれる爺です。「へえ、そんな云い方するんだ?」とか思うと、知らなかったことが悔しいというよりも感動してしまう。

ということで、『かばん語』。まさしく、まったく聞いたこともない。『かばん語』というのは、「複数の語のそれぞれの一部を組み合わせて作られた語」なのだそうですが、その語源が『鏡の国のアリス』の中に出てくる一群の造語を「portmanteau」という両開きタイプの旅行カバンにたとえて紹介したことから始まる、なんて知ろう由もない。

これに辿り着いたのは『ブランチ』。妻がインスタグラムに『BRUNCH』と書いてあったのを見て、『BRANCH』じゃないの?と思って検索した事から始まります。わたしたちの年齢でブランチという単語を自分で使うようになったのはそう遠い昔ではありませんが、ずっとbranch(枝)から派生した言葉だと思いこんでいたのです。『ブランチ(BRUNCH)』は、「朝食と昼食を兼ねた食事」という意味の造語です。つまり、「breakfast」+「lunch」→「brunch」ということ(「Breakfast」が「Break(壊す)」+「fast(断食)」でできた言葉だというこは学生時代に英語の先生から聞いて知ってましたけれど)らしい。

これを知ったからといって、今後の人生に何か活かせることがあるかどうかといえば多分何もないでしょう(というか、”鏡の国のアリスに出てきた両開きの旅行かばん”自体がピンとこないのですから、きっとすぐに忘れてしまうと思う)けれど、でも、この歳になって、「へえ、そうなんだ」と思う事って、そう多くないから、ちょっと嬉しくなるというのが正直な感想です。

『かばん語』の他の例は、

smoke(煙)+fog(霧)→smog(スモッグ)
破(やぶ)る+裂(さ)く→やぶく
捕(とら)える+捕(つか)まえる→とらまえる
よそう+盛る→よそる
さすがに、「熱さまシート」まで入れ始めたら小林製薬の独壇場になってしまう(笑)

こういうコトバ遊びの造語がそのまま正式な単語として認められることがすばらしい(言葉は生きている、そして成長していく・変化していくということだから)と思います。
 

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