おそうじ好き
「おたくのご主人は、いつもそうじをこまめにしていますね」「毎朝早くからご主人が洗濯物干ししていて感心ですよね」・・・そんなことを近所のヒトから云われるらしい。熊本地震で住んでいた借家が倒壊して我が家のすぐ近くに住むようになった義母がそれを聞きつけて、「みっともないから、あなたがちゃんとそうじとか洗濯物干しとかしなさいよ!」と妻(実娘)に説教したようで、巡り巡って、わたしにそのグチが回ってきました。もう30年以上の付き合いなのに、今さらそんなこと云われてもねえ。彼女がズボラなんじゃなくてわたしがセッカチ、というかそうじや洗濯が好きだからやってしまうわけで、「そんなこと、要らん世話じゃ」と云いたいところ。
で、そんなときに思うのです。わたしがそうじや洗濯物干ししているのをみて、「ご主人は感心ね」というコトバを口にするヒトって、きっと自分がそうじ好き(家事好き)ではないヒトなんだろうな、と。「そうじが好きなヒトなんか居ないでしょ? しなきゃいけないからしているだけで、しないで済むならしたくないというのは当たり前じゃない!」とか思っているヒト。そうじは面倒くさくてイヤなことだけど、それをしないと世間からだらしないと思われて、ダメ人間と云われてしまうからしなければならない・・・それは躾のひとつでしかない、と。それを聞いて「本当にみっともない」と感じた義母もそんな人種の一人なのかもしれませんね。『そうじ好きなヒト』? 居ますよ、ここにひとり。何もすることがなければそうじしていたい、って人種。たぶん、『そうじ好きなヒト』って、近所のご主人が奥さんを差し置いていつもそうじしていても何とも思わないと思うのです。少なくともわたしはそうです。うちのおとなりのご主人もよくこまめに家事をしていて、朝のゴミ出しや庭に洗濯物干しているときなどによく顔を合わせますが、それを何とも思いませんし、話題にしたこともありません。おとなりのご主人もそうじ好きで洗濯好きなのかな、と思うだけ。きっとあっちもそう思っているんだろうなと思います。
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