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老後の日

本日、6月5日は『老後の日』なのだそうな。「高齢者自らが、楽しく、元気に、夢と希望を持って生活できるように生き方を考える」ことを目的に平成20年に神戸市老人福祉施設連盟が制定したものだそうな。

「ろう」6「ご」5の語呂合わせというだけでなく、65歳以上が高齢者(今度高齢者の定義が引き上げられるそうですが)であることも兼ねてこの日になったのでしょう。統計上の日本人の高齢化率だとか、高齢者の人数だとかが示されて「もはや65歳は老後ではないぞ、動けるなら生きがいを持ってもっと働け!」と煽るための日なのかもしれません。でも、そんな机上の空論(他人事)ではなくて、まさしく老後寸前(定年を繰り上げさせられて本当に退職金もらえるのかなと不安にもなる)のわたしなんかは、ちょっと気分が凹んでしまいそうなコトバの響きを感じる日です。

新型コロナの影響が今後どれだけ続くのかも分からない中、60歳で退職してきちんと退職金もらっておいた方が良かったのではないか(今後業績不振になると退職金なんてまともに出してもらえなくなるかもしれない)という思いと、第一線の医療現場に残っていたからこそ、マスクもアルコールも業務に支障が無いレベルで確保してもらえるし、きちんと標準予防策をとらせてもらえるのだから定年延長になって良かったという思い。正直、複雑な思いで迎える『老後の日』であります。

奇しくも、配信されてきた医療記事に<在宅での高齢者の健康づくりに活用できるスマホ用アプリを公開>というのがありました。なかなか面白そうだなと思いつつ、こんな老人の使うモノを使うのはシャクに障るな、とも思う。わたしは、何かと複雑なお年頃なのでございます。

 

 

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