重篤感
感染者が見つかり始めると濃厚接触者から芋づる式に感染者が発見されていくので、しばらくはコロナ騒ぎが続くのでしょうが・・・なんか、私も私の周りの人も、どこか第一波の時と感じ方が違っている気がします。
たぶん第一波より第二波の方が一歩も二歩も自分周辺に近づいてきている感じがする。第一波の時は、自分がきちんと標準予防策を守って、しかも街中に行ったり交通機関を利用しなけりゃ罹らないだろうという自信があったりしたけれど、今度のは何やってても罹るかもしれないという感じがします。でも、一方で、今回の方が軽症だし世間のコロナ慣れ感が否めず、マスクをする人はするがしない人はしないし、「怖いよね」と言いながら隣とノーマスクで談笑しながら歩く人は若者もジジババも今の方が多い。早春と違って真夏だから、分かっていても面倒くさい、分かっていてもマスクする方が苦痛、という大きな敵がいる。感染予防よりは今の不快感解除と熱中症予防の方が急務なのでしょう・・・だって、第一波みたいにみるみる悪化してそのまま死んでいく人が今回はまだないのだもの。その証拠に、世の中に体温計と電池がなくなった早春の頃がウソのように、世間一般で体温測る御仁が極端に減っているのですよ(働いている人やプロスポーツ選手とかは計測・報告が義務だから必ずやってますけど)。
自分の周りは皆感染者かもしれないと疑心暗鬼の中、今の方が罹るかもしれないけど死なないかもしれないという何の根拠もない自信から、どこか重篤感に欠ける社会になっている気がします。まあ、諸悪の根源は経済活動復興のために感染が広がろうとも”もっと広く動き回れキャンペーン”を貼ったことと、だからこそ意地でも再非常事態宣言を発しないこととでこの中途半端な感覚にされてしまったのだろうことは明白ですけれど。
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