失われていくもの
今朝の夢はとても後味が悪かった。今停めたばかりの愛車がちょっと目を離した隙に音もなく盗まれた夢でした。近くに居た友人に「多分もう見つからんやろな。まあ、しょうがねえわ」と悲しげな顔で諭されました。そこで目覚めたらまだ朝5時半でしたが、二度寝するとまたイヤな夢を見るかもしれないと思ってそのまま起き上がりました。実は、この夢のちょっと前にも何か取り返しの付かないものを失って絶望感に浸っている時に目覚めて、「あー夢で良かった」と安堵したばかりだったのです。
最近、日中に起きたことの尾を引く夢をよく見ます。先日は、サッカー観戦予約のJリーグチケットの話題を友人とLINEで交わしたせいか、どうしても予約がうまくいかない夢だとか、受け付け開始の遙か前からソワソワする夢だとかを立て続けに見て、朝起きた時にはすっかり疲れ果てていました。ゴルフの予約取った日の夜には、トラブルだらけで前に打てずに皆に責められる夢を見ました。
昨夜は・・・右目がさらに見えなくなっている事実に気づき凹んでいました(これは夢ではなく現実です)。裸眼で近くのスマホを見ても左目ほど見えない・・・「白内障がさらに進んだのかな」と思いながらちょっと不安のままに寝ました。夕方には妻が「同時に違う音が聞こえると一方の音が全く消えてしまう」と不安がっていました。親族が皆難聴になっていて、自分も耳が聞こえなくなるんじゃないかという不安。だから、何かが少しずつ失われていくことへの不安と落胆が、今回の夢になって現れたのかもしれない、と思いました。
失われていくもの(なくなってしまっても、もう今の人生のうちで修復はできないであろうもの)が、日に日に多くなっていくのが、ときどきものすごく寂しくなる今日この頃です。
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