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疑心暗鬼

COVID-19感染の広がりの波は止まるところを知らず、奇しくも「ペットのイヌにPCR検査したら陽性だった」ということから、「『PCR検査陽性=感染』というわけではない」ということが理解でき、「咽頭ぬぐい液や唾液に新型コロナウイルスが存在していても感染しているわけではない」ということが分かりました。でも、やはり人間の心理として気味は悪い。

ちなみに、大阪府知事のいうポピヨドンうがい液の効果も結局この理論だから、口腔内にいるウイルスをうがい薬で除去できたというのは当たり前と言えば当たり前。手洗い習慣のなかった連中がアライグマの様に頻繁に手洗いをするようになったのと同様、この機会に万人がうがい薬でうがいをこまめにするようになると大多数の呼吸器感染症は姿を消すことでしょう。

そんな昨今、「標準予防策を講じれば案ずることはない」とする政府と、「お盆休みを故郷で過ごそうとするのを自粛(中止)していただきたい」と誰にはばかることなく明言する地方の首長たち。わが熊本でも市長も県知事も口を揃えて「盆に他県に行くのはやめてくれ」と会見で述べました。みんなそれはよく分かっている。わたしの同級生たちも東京や大阪の大学に行っている我が子に「今年は帰ってくるな!」と涙を飲んで諭したという連中がたくさんいます。でもその一方で、妻の知人は今度の日曜に「東京から帰ってくる息子を空港に迎えに行く」と云っている。「え、こんな時に帰ってくるの?」と聞けば、「初盆と●回忌が重なっているんだから帰ってこないわけにはいかないだろ」と涼しい顔で答えた、と云って妻があきれていました。「福岡に住む息子のところに行って、車内で弁当食べながら話をした。外に出てないから大丈夫よ」というお母さん。いやいや、その息子さんがそもそも大丈夫なの?とツッコみたくなる。福岡で働く息子が帰ってきてその足で地元の友人と酒飲みに出かけたけど、「何も云えなかった」という医療従事者の女性。結局は、身内は大丈夫(のはず)と思いたくなるのが心情ですね。

わたしだって毎日ドキドキして仕事しています。グローバル企業の従業員の健診ではアメリカ帰りの人は少なくないし、感染者多数の県からの人間ドック受診者も少なくありません。入館時に体温が高くなくて症状がなければ入館を拒む理由がないわけで、検査結果でちょっと肺に陰があったり採血検査でいつもより白血球が多かったりするのを見るにつけ、「大丈夫なんかな」と心安らかではないというのが正直なわたしたちの心情。もちろん、必ずマスクをしているし診察するたびに手洗いをするわけだし、15分以上密着して話をしているわけではないのだから、基本的に”濃厚接触者”にはなり得ない仕事。そんなこと分かっているのですけれど。

”コロナ疲れ”になるの、とても分かる気がします。

 

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