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夫婦は同じ生活習慣病?

夫婦は同じ生活習慣病になりやすい

”夫が生活習慣病で治療を受けていると、同居の妻も同じ生活習慣病で治療を受けている割合が高いという事実が明らかになった。筑波大学医学医療系ヘルスサービスリサーチ分野の田宮菜奈子氏、杉山雄大氏、渡邊多永子氏(現在の所属は厚生労働省)らの研究グループによる論文が、「BMJ Open」7月28日オンライン版に掲載された”

Care Netで2020/09/16に配信された内容です。欧米の報告と同様、日本の場合でも、「夫が生活習慣病の治療を受けている場合に妻が同じ疾患で治療を受けている割合(治療を受けるリスク)」「妻が生活習慣病の治療を受けている場合に、夫が同じ疾患の治療を受けるリスク」ともに有意に高くなっており、まさしく『生活習慣病』だと云える結果が示されたことになります。

長年同じ食習慣なのだから当たり前だと思われがちですが、『生活習慣病』とは、『遺伝的素因』+『環境的素因』+『生活習慣』で構成される病気なのですから、そもそもの遺伝的因子が異なり、さらに人種の違いなどが絡むと、まったく同じ生活習慣でも同じ病気にかかるとは限らないというのが常識です。現に、わたしの家系は高血圧家系で妻の家系は糖尿病科系、結果として実際にかかる病気の種類はお互いに異なっています。だから、今回の報告には異議を唱えたい人間の一人です。もっとも、塩分好きのわたしと甘い物好きの妻とでは初めから食事の嗜好が違います。多動児のわたしとじっとしているのが好きな妻とでは活動パターンも違います・・・同じなのは体型だけでしょうか(笑)
 

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