エチケットの問題
最近は、マスクを拒否しただけで飛行機を降ろされるとか、入場時のマスク装着願いのある飲食店に無視して入ったお客さんが追い出されるとか、そういうことが起きる度に賛否両論が渦巻いてイザコザが絶えません。「コロナに対して敏感になりすぎだ」とか「強制力は無いのだから最終的には個人の判断でよい」とか「周りに迷惑をかけるのだから、公の場では自分の主張とは関わりなくマスクはすべきだ」とか「こんなヤツが居るからコロナが無くならないのだ」とか、みなさんいろいろおっしゃります。
わたしの意見を云わせてもらうなら、こんなもの、「コロナ感染予防にマスクが意味があるかないか」などの議論ではありません。「マスクしてない人は来ないでくれ」と云っているだけのこと。「靴を脱いで上がってください」と書いてある建物や店に土足のまま上がってくる客が正解か不正解かと云っているのと同じことだと思いますから、賛否両論どころか意見を云い合うこと自体が論外です。「強制力は無い」ということはありません。「協力を求めている」というスタンスですが、「うちを利用するならこれだけは守ってください」と云っているのだから、「守らないなら、うちを利用させません」と云っている。イヤなら使わなければいいというだけの話のように思います。
最近は、みなさんが自分の生き方を主張して、何をしようが自分の勝手で何かが起きても自己責任だという風潮にありますが、それは自分だけで生活するときのことであって、社会の中で行動するときには最低限のエチケットは守らなければなりますまい。そんな基本的な常識が”常識”ではなくなっているので、こんなカオス状態になってしまったんでしょう。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- パンツのゴム(2021.02.22)
- 休日の朝(続編)(2021.02.19)
- 地元飲食店応援プロジェクト(2021.02.15)
- 休日の朝(2021.02.13)
- 昭和の発想(2021.02.11)
コメント