プライバシー
スマートフォンなどで提供されている、心拍数、血圧、体重などを記録する無料の健康管理アプリは、使用することで個人の健康データが知らないうちに第三者に渡る危険性があるという記事です。配信されてきたCareNet(2020/10/14)に出ていましたので紹介します。”このような健康管理アプリの危険性に関する研究結果が、米国心臓協会(AHA)のHypertension 2020 Scientific Sessions(バーチャル開催、9月10~13日)で発表され、「Hypertension」9月号(Issue Suppl_1)に、その抄録が掲載された”そうです。”「西部開拓時代に丸腰のままいるようなもの」”という喩えはさすがアメリカだと感じます。
アメリカでは中国のSNSアプリが個人情報を盗み出すと云って使用禁止措置に踏み切るとかどうとか話題になりましたから、こういうことはかなり大きな問題になるのでしょう。日本の無料アプリだって全く同じように企業のマーケッティングや広告に利用されているはずですが、あまり騒がない。それは、「そんなこと当たり前だ」と割り切って使っている(わたしみたいに)か、全くそんな概念に興味が無いとか知らないとかかのどちらかなのでしょう。
”「アプリを開いて広告が出たら、すでに個人データが何らかの形で第三者に送られていると考えて間違いない」” そうでしょうね。わたしが毎日記録している血圧管理アプリ(無料)も記録する度に広告が出ます。製品版にアップグレードすることや、定期的に印刷しておかないと予告なしに消すかも知れないぞという脅しも出ます。「アプリを削除したらデータは全部消えます」とも書かれているから、iphoneをアップグレードしたら全部無くなるかもしれません。自分の高血圧の情報や毎日の体温の記録は紙に残すより簡単だから無料アプリで管理していますが、無くなったところで何も困らないし、このアプリに提供しているデータを使って高血圧じいさんの日常の傾向対策に利用するならどうぞお使いくださいと思っています。だって、こんな使いやすいアプリを無料で使わせていただいているのですから。
「タダより高いモノはない」と云われますが、「タダなのだからそれなりに身を削らないと」とも思うところです。まあ、これを第三者に提供されることで他の諸データが紐付けされて、マーケッティングだけでなく、セキュリティに関わる個人情報まで抜かれてしまうのは危険ですから、ほどほどの利用にとどめておかなければ、とは思います。
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