歯の健康
そんな我が家の愛犬が最近になって急にフードを貪り食うようになりました。涼しくなって食欲が増したのかとも思いましたが、どうも違うみたいなのです。たぶん、先日5年ぶりに受けた歯垢除去治療のおかげではないかと思います。
彼女は仔犬の頃から食にムラがあり、食べることにあまりこだわりのないイヌでした。食べたいときに食べたい量だけ食べて、食べたくなければ残っていても全く手を出さない、そんな犬らしくないイヌでした。だから、夏場にあまり食事をせがまなかったのは自分の中での自己調整かあるいは単なる夏バテかなと思っていたのです。ただ、最近、ちょっと口臭がひどくなり歯茎が少し赤くなっている気がしたので、そして年齢を考慮すると全身麻酔で施術するには今が限界ではないかと思ってかかりつけ医にお願いしたのです。術前検査ではさすがにサーチュイン犬だなと思うほどの健康体ぶりではあったけれど、これを機に老化が進まないかとても心配しました。
でも、杞憂に終わりました。というより全然逆で、返って若い頃のように一気に食べるイヌに変わりました。よほど歯茎が不調だったのだろうなと思うと「ゴメンね」という気持ちになります。
最近、歯肉炎や歯槽膿漏の原因になる菌がアルツハイマー病を促進させることがわかったとか、歯の健康が生活習慣病やがんの予防につながるということも明確になってきています。歳をとって、食事を美味しく食べられるということがどれだけありがたいことか、本当に感謝しなければなりませんね(歯磨ききらいな私ではありますが、しっかりケアせねばと思う今日このごろです)。
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