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ご縁

先月、わたしの働く病院で弁膜症のカテーテル治療を受けた叔母(隣県在住、84歳)が週明けの外来受診を済ませてから自宅に帰ることになりました。

先日のシルバーウィークに娘さん夫婦と一緒に我が家に訪ねてきてくれましたが、とても元気そうで安心しました。術前は「症状なんて何もない」「もうこの歳やけん、死んでもいいんや」とか云っていた叔母ですが、施術で楽になったことを自覚したようで、とても喜んでくれました。

縁というモノはこういうものなのでしょうか。叔母の日頃の主治医が書いてくれた紹介状を読むと本当に症状が悪化したのは数年前。夜に突然叔母から電話があった時を思い出しました。「わたしは心臓がものすごく悪いらしいんやわ。今までそんなこといわれたこともなかったのに」と不安そうに訴える叔母の話を総合するとどうも高度の大動脈弁狭窄症なのだろうことが推測できました。あの時から地域の基幹病院に主治医を移して内服治療して心不全も改善していた様子です。それが再度悪化したのが昨年の冬。そんな叔母はわたし以上の多動児でじっとしていられない性格ですが、それが悪かったのでしょう。ただ、超高齢の叔母の弁膜症に対して開胸術は適応ではなく、今までだったら大量の内服薬と自宅安静しか手がなかったと思います。そこに、TAVI(経カテーテル的大動脈弁留置術)という治療が保険適応になり、この年齢でも治療を受けられるようになったのはつい最近のこと。そして、たまたまわたしの働く病院で積極的にTAVI治療を行っていたこと、娘さんがわたしの働く病院の近くに住んでいたことなどのいくつかの偶然が重なって、この日を迎えたことになります。

これも縁。でも、逆に云うと、叔母さんには今しばらく元気で生きてもらわないといけないという神の判定があったことになるのでしょうか。何はともあれ、万事無事で良かったと心から思います。

 

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