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しゃっくり

先週末の夜から出始めた”しゃっくり”は、治っては出てきて治っては出てきての繰り返しで、今日も朝から危なっかしい状態を続けています。市販の漢方胃腸薬を飲んでも繰り返すので、今朝からガスター(ファモチジン)を内服。これで落ち着いてくれるといいのですが・・・。

わたしがまだ医学生だったころ、母は若くして胃がんで逝きました。何度も検査して2年後にやっと胃がんが見つかる前、長いこと、しょっちゅう”しゃっくり”をしている母の姿を見た記憶があります。”しゃっくり”=「胃が悪い」を認識したきっかけでした。

今回のわたしの”しゃっくり”は、最近の暴飲暴食が祟っているのは分かっています。昔、東京で働いていた頃、朝の出勤時にしゃっくりが出ることがありました。当時吸っていたタバコのせいだとは分かっていました。毎晩大酒飲んで、さらにタバコを吸って、そして朝の一服が引き金になって・・・胃が酒+タバコを受け付けていないのだということは気付いていましたが、数日少しだけ自粛しただけで、結局止められなかった。その後、タバコは止めたし、ピロリ菌の除菌も済ませて、割と調子の良かったわたしの胃。ただ、最近、夜の食生活が煩悩に勝てずにいます。毎晩3缶も4缶もビールや酎ハイを空け、その挙げ句に日本酒や焼酎に手を出すこともある毎日。さらに夕食だけでは足りずに夕食後におかしを貪り食う・・・。しゃっくりのきっかけは決まって空咳。突然喉がもぞもぞし始めて、「ここで咳をしたらしゃっくりになるかも」と分かっていても、せずにはおれない。きっかけは逆流性食道炎なのでしょう。暴飲暴食で突然出てきたお腹で、前屈みの作業(ノートパソコンなど)して胃を押すからすぐ起きる。

若い頃のタバコと同じで、最近のわたしの生活があまりに目に余る状態になったがために自ら警告を出したのだということ、さすがにわたしにも分かるから、今日から自分なりに自粛することにいたしましょう。毎日、人間ドックの結果説明の時に、受診者さんに諭していることを具体的に実践すればいいだけのことなのですから・・・まあ、説明の時にも付け加えていますけれども、「することは分かっているし、とっても簡単なこと。でも、よほど『しなければならない』という切羽詰まった感がなければそう簡単には煩悩には勝てません。ニンゲンだもの」・・・これなんですよね、最大の敵は。

 

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