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2020年12月

今年の10大ニュース?

友人がフェイスブックに『私の10大ニュース』とやらを書き並べているのを眺めながら、「こんな何もできなかった年によくも10個もニュースがあるねえ」と思いましたが、確かに彼の箇条書きを見ていたらいろいろあったなと気付きました。「ちゃんと具体的に思い出さないとどんどん忘れていって呆けていく気がするんです」っていうの、なんか分る気がします。

ということで、2020年の大晦日にわたしもアタマを巡らしてみました。

新型コロナ(COVID-19)で始まり新型コロナで終わった(大晦日にして全く終わるどころの騒ぎじゃないが)2020年。自然淘汰の大きな波が地球を襲いました。各々の人間性とエゴイズムが顕著に表れた1年でした。世界情勢はどうでも良いと思ったけれど、トランプ騒動に明け暮れ(負けてみると意外にトランプ派のやってることの方が世界を正しい方向に向かわせていたのかもしれないと思ったり)、何となく北朝鮮と韓国が色あせる一方で中国だけが独り台頭の勢いなのに恐怖したりする。7月の豪雨があの人吉の街を一瞬にして消し去り茫然自失になり、前代未聞の大型台風が直撃するというので熊本県民全員が身を潜めて固唾を呑んだかと思えば、とんでもない猛暑が秋深まっても蔓延り続け、マスクや換気の義務の中で初めて熱中症の恐怖におののいた年でした。あるはずだったほとんどの行事が取りやめられ、今までどんなことがあっても続けられた”伝統の行事”ですら、いとも簡単に中止を選択させられました。東京オリンピックはどうなることやら。そんな中で、我が家の10大ニュースは・・・?

1.今の職場の勤続30年表彰を受けた。2月に新潟で行われた全国学会に参加しました。飛行機や新幹線で学会に行けたのもあれが最後でした。

2.3月にやっと医局長の職務を降ろしてもらえた。最初は自分の存在価値がなくなったのではないかと寂しくなったりしたけれど今はすっかり慣れました。面倒くさいシガラミの諸々を考えなくて済むのはとっても楽。

3.初めて養生テープを使った。史上最大の台風が上陸するというのでホームセンターに行ったらすでに1本も無くなって焦りましたが、通販で買うことができました。春にはマスクやアルコールだけでなく体温計や体温計の電池が世間から消えましたが、常にいち早く動く妻の機転で事なきを得ました。

4.Web学会初体験。学会はことごとくリモートになり、最初は不安だったがやってみたら楽。仕事を休む必要もなく、旅の予約に右往左往することもなく、しかもLIVEならどれか一つしか選べない演題を聴く気があれば全部視聴できる。必要な専門単位は登録して一度アクセスするだけでゲットできる。なんて素晴らしいんだ! もうこのまま今後もWebで行えばいいんじゃないのかと思った次第。

5.妻のボンボンキャンドルが想定外の大ブレイク。大晦日、あすの元旦も毎日夜遅くまで頑張る姿に頭が下がる思いでした。

6.セイラが11月に12歳になりました。まだまだ元気でいてほしい。

7.義母は満86歳。アキレス腱切ったのに根性で歩けるようになり、いまだに意地でも杖を使おうとしない。あれが若さの秘訣か?

8.視力が落ちました。特に右目の白内障はかなり進んでいる様子。眼科医に注意されたので運転中はいつもサングラス。これ格好付けているわけじゃないから。コンタクトレンズで使う老眼鏡も一段階強くしないとよく見えない。

9.大分トリニータ観戦に行けた幸せ。無観客試合から始まって最初にドームに行った時にはドキドキしたけれど、あのマジメな観戦なら絶対に感染することなんかあり得ないな、と確信しました。

10.とにかく今年は新型コロナ。何はなくても新型コロナ。大晦日まで感染することなく無事に年越せることに感謝。手洗いなんて大嫌い(自分の皮膚を傷めるから)なわたしがとことん手洗い。マスクと手洗い、さらに毎日の体温測定の義務のおかげでインフルにも罹らず。

ほら、10個なんて簡単なモノさ。あ、まだあるぞ。

11.友人がDAZNに入会した。2回線をシェアさせていただいて快適にアウエー戦観戦できるようになりました。ありがたや。

さて、ほかに何か無かったかしら。

 

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年賀状

先日やっと年賀状を書きました。

昔は12月の初めには書き上げていました。それも今の倍以上の枚数なのに。小学校の頃からずっとそうでした。前もって計画的に物事をこなすのがわたしのモットウでしたから。でも徐々に取りかかるのが遅くなり、今年はとうとうこんな時期になりました。

もっとも、いつもは単に後回しにしていた(講演準備やコラム書きや職場の年度末の諸々やで何かと忙しくて)だけですが、今年は事情がちょっと違います。職場の役職を退いたし講演はお断りしている(今年はそれでなくても集合的講演会は軒並み中止でしたが)ので時間は十分あったのですが、未来予想の年賀状自体を前もって今書いて出しても大丈夫だろうか?という懸念があって、取りかかれなかったのです。

そうです。新型コロナです。「家族皆無事に新年を迎えることができました」とか書いてもいいのだろうか?という思い。先日も老健施設で大量のクラスターが生じ、それに関連する濃厚接触者、濃厚接触者の接触者・・・と伝っていくとわたしの周りにも無関係のひとだけではなくなっています。大都会はみんなこんな感じなんでしょうか。

そもそも、年賀状というのは、静かに明けた新年(世間で大騒ぎしているけれど、昔は正月三が日は何もかもがストップして家でも火を使わないし店なんかどこも開いてないのが当たり前でした)にこたつに入りながらゆっくり書くもののはずで、未来予想のウソつきメッセージを新年早々に配達させる習慣になったのは旧郵政省の策略なんですよね。今年(来年)の正月なんか、何もすることがないのだから、原点に戻ってみる良いチャンスだったのかもしれませんね。でも、そんなヒマな元旦に年賀状が届くから嬉しいのですもの。そのためには年末のウチに予測ウソつきハガキ書くしかないのですもの・・・だから、書いた以上は元気に正月を迎えなければなりません。最大限の注意を払うことにいたしましょう。

 

 

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便秘うつとコロナうつ

2週間前から突然始まった便秘が意外に重症です。毎朝、スコスコっと快便なのが取り柄だったわたし。たしかにこの季節のWellnessProgramの取り組みが始まると便秘になるのが常ではありましたが、それは食べる量を少なくしていたから。今年は、酒の量と間食を控えただけだからそんなことはないはず。しかも、出るものがない便秘と違って、おなかにたっぷりウンチがある感覚はあるのに出ない。この感覚はなかなか辛い。便意はあるのに便器に座っても出てくる気がしない。直腸に嵌ったら勝手に出ると思っていたものが出てこない。そこにあるとわかっているのに腰がなくてべチャっと張り付いた感じ。何が悪いのか・・・悩むことしきり。咳止めのコデイン水飲んでいるときのような、腸が動くの止めたときのような、そんな感じ。出ないわけではない。朝便器に座れば一応直腸に溜まっている分が出る。でもそれ以上出てこない。上から降りてきて第一陣に続く気がないのです。「その残便感って、『本当は何もないのにあるような気がする』っていうやつじゃないの?それだったら、うつだよ」と妻が云う。いつもいつもおなかが気になって、何度も便器に座るのに何も出ない・・・「これって、うつ病だよね」て自分でも思う。

一方で、コロナが怖い。数日前にちょっと喉がモゾモゾして「ヤバい奴じゃないか?」と懸念。でも1回総合感冒剤を飲んだらほぼ治った。治った感じがした。でも、その数日後に急に高熱が出たというコロナ患者の話をよく聞くから、やはい怖い。昨日に朝も体温が36.6℃。平熱です。でも、最近は朝は36.0℃とか35.8℃とか低かったのだからこれはちょっと高くないのか? 昼間に職場で非接触型体温計の前に立つ。36.5℃「体温は正常です」と一蹴されるけど、「昨日は36.1℃だったぞ」と思う。今朝も36.6℃・・・もう緊張で壊れそうである。昼間に測った非接触型体温計は36.1℃で「やった!」と内心でほくそ笑むものの、夜に測ったらまたまた36.6℃。明日の朝が怖いパターンである。客観的に見たら「どれも五十歩百歩だから全然問題ない」と片付けたくなるような違い。でも自分のことだとそうもいかないのです。

うつ病って、こんなことから起きるんだよね、たしか。

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復職基準

先日、わたしが産業医をしているある企業で従業員が新型コロナ陽性になったとの連絡を受けました。まあ、対応は粛々と行われ、濃厚接触者の感染なし(検査陰性)の確認や関連部署の消毒など完了しておりました。

で、この患者さんの復職について相談を受けました。入院先の病院からはすでに退院しており、生活に関わる注意点は何もなかったそうで、いうならば「完全に無罪放免となった」とのこと。「え? 退院時点で検査陰性であることは確認しなくていいの(PCR検査は入院時点で行っただけ)? そのまま数週間自宅で自粛とかしなくていいの?」とか驚きましたが、退院時点での指示は「普通の生活をしても大丈夫」だったそうです。で、「職場はいつから復帰させたらいいのでしょうか?」との質問が来たわけです。

慌ててわたしが勤務する病院の職員用のマニュアル『CIVID19流行期における職員の検査と復職基準』というのを確認しました。『濃厚接触者』である場合として書かれていましたが、そこには「検査結果陽性で症状があった場合は『①発症日から10日間経過し、かつ症状軽快後72時間経過したら、復職可。②症状軽快後24時間経過した後、24時間以上間隔をあけて2回の遺伝子検査で陰性確認できたら復職可』と書かれていました。症状がなかった場合の陽性者は『①検体採取日から10日経過、あるいは②検体検査日から6日間経過後24時間以上間隔をあけて2回の遺伝子検査で陰性確認できたら復職可』だそうです。よほど初回検査が陰性だった場合の方がややこしい(検査から14日間自宅で自粛した挙げ句に場合によっては改めて遺伝子検査を受けなければならない場合もあるようで)。

何はともあれ、第1波の時はすべてが②のパターンだったからなかなか陰性化せずに退院できなかった患者さんがたくさん居た印象があるのに、今は症状さえ改善したら陰性化の確認検査なんて必要ないんですね。「10日以上経って症状が消えたらもう感染力はほとんどなくなっている」というエビデンスに従っているのだそうですが、ヘタすると感染者より感染者の濃厚接触者の陰性者の方が生活制限が長くなることもあるみたいで、どうも腑に落ちません。こうなると、今のうちに軽く感染しておいた方が何かと有利なんじゃないか?という考え方はあるかもしれません。

ま、インフルエンザの治療における自宅安静指示と同じような動きなのだから、これでいいのかも(いや、それが認められているのだから、これで正解なのでしょうけど)。

 

 

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つながること

運動の他にコロナ禍で問題になることのもう一つは『人とのつながり』の消失です。むしろ、こちらの方が問題は深刻なのかもしれません。これまでに、わたしも連載する機関誌のコラムに話題にしたことがあります(『繋がっていること』『新しい生活様式』)が、そのことについて先日、日本健康文化振興会のオンライン講演で東京都健康長寿医療センター研究所の村山洋史先生が話された『人の「つながり」と健康格差』について、少し紹介します。

「日本人は今、『同居家族以外で頼れる人がいない』と答える人が多い」「最も社会的孤立者が多い国のひとつが日本」・・・そんなショッキングなデータから紹介されました(まあ、気付いてはいましたが)。そして、「社会とのつながりが多い人や社会とのつながりを介して支援を受ける量が多い人ほど健康長寿である」というのです。

4年半前の熊本地震の後、我が家の隣の貸家に転居してきた一人暮らしの義母は、知らない間に隣近所だけではなく名前も知らないお散歩仲間までたくさんできていて、私たち夫婦の知らないような近所のスキャンダルや家庭環境まで良く知っています。ワンの散歩をする度に長話して情報を得ているのだそうです。私たち夫婦は人見知りなので、ここに住んでもう25年になるのに、義母が越してくるまで話したこともなかった近所の人がたくさんいます。義母が85歳にして元気いっぱいで、私たち夫婦が徐々に老いていく感に苛まれている原因がよく分かった気がします。まあ、急に義母のような社交性は生まれるはずもありませんが、村山先生の話を聞き進めるに連れて何とも暗澹たる気持ちに落ちていく自分があります。

そして「コロナ禍におけるつながり」・・・友人知人と対面で会う機会が一気に減り、近所付き合いですら半年前より明らかに希薄になっています。これが健康に影響することは明白です。一方LINE通話の利用が一気に増加したそうですが、LINEやFacebook、Instagramなどを閲覧/投稿している人の方が精神的健康度が良好で、方やTwitterを利用する人の孤立感がより強いのだそうです。”相手が見えるSNSの方が精神的健康に有益”(Twitterは不特定多数を相手に勝手に呟くだけだから相手が見えない)・・・頷ける話です。

これから、おそらく社会とのつながり方は今までとは明らかに変わってくるでしょう。それでも、何らかの形でつながっておくことが大切です。最後に村山先生のスライドに書かれていた、”弱いつながりは、維持しようとしなければすぐになくなってしまう”ということばが、ことのほか重くわたしの心に響きました。

 

 

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ウイズコロナ時代の運動ガイドライン

【Withコロナ時代】運動・スポーツを通じて健康二次被害を防ぐポイントは? スポーツ庁がガイドラインを公表

巣ごもり生活の影響で運動不足やストレスから心身への健康二次被害が懸念されているため、スポーツ庁を通して、安全に運動やスポーツを行うためのガイドラインが提示されたそうで、配信されてきた保健指導リソースガイド(2020年12月08日号)に報告されていたので紹介します。

”スポーツ庁は、運動・スポーツを通じて健康二次被害を防ぐためのリーフレットやガイドラインを公表した。「子どものいる家族」「高齢者」「テレワークで座位時間が増えた労働者」をターゲットに挙げ、それぞれに運動・スポーツを実施してもらうためにアドバイスしている。”

新型コロナの影響で
1)1日の歩数が減少
2)体重が増加
3)運動不足や生活リズムの乱れにより集中力が続かない
4)テレワークで「肩こり・腰痛・目の疲れ」などの不調が増加
5)座位時間が長くて血流の悪化や血栓リスク上昇
などが報告されており、それを解決するのに運動やスポーツが大きな役割を果たすことが期待されています。

そのメリットとして、
1)免疫力の向上、感染に対する抵抗力の増加
2)ストレス解消・メンタルヘルスの改善
3)体重コントロール
4)体力・筋力の維持向上
5)血流改善→腰痛改善・良好な睡眠
などが挙げられています。その効果は十分理解できるけれど、世間の第3波の新型コロナが猛威を振るっている中で外に出るのは怖い! 自治体も政府も『不要不急の外出自粛』を!とアピールしているじゃないか!ということで、スポーツ庁は「子供のいる家族」「高齢者」「テレワークで座位時間が増えた労働者」の3つのパターンに特化して別々の具体的な提案をしています。各々パンフレットができているのでご参照ください。

まだまだコロナ禍は続くことでしょう。第1波の時に比べれば皆慣れてきた感があり、「罹れば皆人工呼吸器か死」という呪縛にとらわれていた時に比べると「なんとかなる」感が漂ってはいますが、それでも今は冬だから、今の方がウイルスは元気。そんな中での運動の意識。単に「健康のため」とかいう予防概念だけでは人は動きません。それでなくても人には”運動欲”という欲は存在しない上に、世間はめちゃくちゃ寒いのですから。何か、動かずにはおれない気持ちに駆り立てるきっかけが欲しいものです。

もうひとつ、とても気になるのは、周りとのコミュニケーションの減少・・・。

 

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集団の暴力

今日は日曜日だったので、1時間ほど遅めの朝散歩に出かけました。

散歩コースの江津湖公園には大人数の野球のユニフォーム姿の高校生たちが見えました。日曜なので公園を使って部活のトレーニングをしているのだろうと思われます。大人数がぞろぞろと歩道いっぱいに広がって歩いているので通行人やジョギングをしている人たちは歩道から外れて避けて通っています。愛犬と一緒に近づいて行ったら草原で指導者らしき人の話を直立不動で聞いていた彼らが徐ろに集団で歩道の反対側に移動し始めました。大量の高校生たちがぞろぞろと我が物顔で大移動。歩いていた人たちが立ち止まるか、縫って歩くか・・・「何やってるんだ、こいつら?」と思いながら、”退けこの野郎!”的なオーラ満載で愛犬と直進するわたし。ちょっとたじろぎながらそれでも横切ろうとするヤツらに「止らんか、おまえらバカか!」と恫喝(マスク越しだから聞こえたかどうか不明)。その直ぐ後ろには指導者らしき若者も歩いているのにほとんど無視、だから「信じられんな、こいつら!」と聞こえるように大きめの声で云ってやったけれど・・・たぶん、自分たちのことだとは感じていないだろう。むしろ、「だらだらせずにさっさと準備しろ」と云わんばかりの表情で、公園利用者の迷惑なんか眼中にない様子。ムカムカしながら歩いていたら、今度はその彼らが列をなしてランニングで向かってきます。これまた我が物顔に歩道を占拠して勢いよく走ってくるもので、通行人が慌てて脇に避けたり、集団に後ろから巻き込まれて右往左往する老人まで居ます。もちろんわたしは避けたりしませんが、その勢いに負けて愛犬が歩道の外に落ちてしまいました。「大丈夫か?こんなヤツら、いちいち避ける必要ないぞ!」とまた聞こえるように云ってやった。

この子たち(あるいは指導者も)、学校の校庭と同じだと勘違いしているのだろう。あんたたちは、ここが公園利用者が優先の場所だということを誰からも教えてもらっとらんのか? まあ、あの指導者(わたしは高校野球に興味がないけど、この高校は熊本の強豪校だからこの男もこの世界では有名な人かもしれん)の表情見る限り、こいつが教えてるとは到底思えない。あんたに云うとくぞ。最低限の社会常識もちゃんと教えられんで野球だけ強くさせても意味ないぞ! 社会人教育があんたらの最大の仕事なんじゃないんか?

面と向かって注意すべきだけれど、なんか目つきが怖かったし、こいつに云っても「この爺、何云ってんだ?」て顔されそうだったから、ここでこっそりディスってやったわ(笑)

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お独り好き

相変わらず、街中の忘年会やらカラオケやらでクラスターが発生し続けております。まあ、人が集まって飲み食い&歓談&歌やれば、そりゃ皆で感染し合うわ。それは、みんなちゃんと分っているんだと思います。

でも・・・どうも、それでも世間の人はガマンできないみたい。「忘年会? するよ、当たり前やないか!」と云って、ゴルフ仲間の10人ほどが結局宴会を開きました。それには参加しなかった他の友人は「今日は職場のスタッフと、スタッフの家でリモート飲み会するんだ」と嬉しそうに云っていましたが、「あんた、他人の家に行って一緒にパソコンに向かってマスクもせずに酒飲み合ってたら、リモートやないやないか?」とツッコみたくなりました。まあ、この人のパターンは特殊だとして、各自が自宅のパソコンに独りで向かって酒飲むのだとしてもとにかく誰かと語り合わずにはおれないようなのです。

例年とは違う社会をガマンしながら凌がなければならないことは理解しているのに、どうしても集まって歓談したいらしい。せずにはおれないらしい。そんなものなのかな。わたしもわたしの妻もそういう欲求がほとんどないので、家飲みや巣ごもりがほとんど苦になりません。どちらかといえば独りで居る方が遙かに好き。だから、職場で昼弁当を食べるときにも誰とも話さずにさっさと食って、その場を離れるのが常です。

でも、周りの人たちと関わらなくなったら人は病気になるのだそうです。『孤独は病気になる』・・・それを考えると、わたしたち夫婦より彼らの方が健全だということなのかしら? 周りと深く関わり合うのが苦手なわたしたち夫婦はヤバいのかなぁ。

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GoTo騒動

「GoToトラベルが全国一律停止になった」といって、別に「旅行するな」とは云うとらん。

自分たちには分不相応の立派なホテルを予約していたのなら、それをいつもの格のホテルに予約し直せばいいだけ。

GoToイートの特典がなくなるのなら、いつものもの食べればいいだけ。

日本人ってマジメなのか不マジメなのか良くわかりません。GoToいじらずに『勝負の3週間』と銘打って行動自粛を呼びかけても全く自粛する気がない(週末の街中の人手は全然減ってないらしい)というのに、GoToを止めるとなったら途端に尻込みして予定をキャンセルして移動を止める・・・「全部、政府が悪いのだ!」と云いたいのかしら。

我が家のような昔から年末年始に旅行なんかしない家庭(元旦にゴルフからの初詣するくらい)は、トラベルもイートも諦めていつものように自宅で静かに年末年始を過ごせば良い。でも、いつも年始は家族旅行して旅先で静かに迎えている家庭は、いつものレベルの新年を迎えれば良い。その程度の捉え方でいいのではないかしら。まあ、「正月はいつも外国で過ごすのが常」という家庭は、さすがに今年は特別な新年を過ごすしかないのだろうけれど。

忘年会や新年会や同窓会や、あるいは年越しイベントや初詣は自粛せざるを得ないと思うけれど、せっかく感染対策を万全にして開催予定にしてた西宮神社の『福男選び』がGoTo全国一時停止になったから中止になる、というのはどうかしら? 「全国から集まるから」って、別にGoToがなければ来ないとかGoTo使って宴会する予定だったとか、そういうのじゃなくて純粋にこの催事に参加したいだけの人たちばかりでしょうに。

何かがおかしい気がするのはわたしだけ?

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恐怖と不安

COVID19の第3波に医療現場はほぼ押し流されて溺れる寸前状態。GoToなんたらが悪いとか良いとかそういう次元ではなくて、あるいは重症病床を増やせばなんとかなるという次元ではなくて、さすがに心が荒ぶ今日この頃です。たしか、1ヶ月前、どこぞの専門家が「このまま何の策も講じなければ12月12日頃に大きなピークを迎えることになる」と云ってました。患者数はその頃、云っていたのと同じようなレベルになりました。ということは、そろそろ今がピークアウトだと、今からは特別な策を講じなくても徐々に感染者は減っていくだけだと、そう思って良いのかしら?

ただ、現場はそんなあやふやな期待を待っている余裕はありません。先日は、コロナ病棟で身を粉にして働く新婚の看護師さんが自ら命を絶ったことをテレビで報じていました。コロナは過重労働の問題だけでなく、先が見えない不安や家族を含めた偏見・風評被害など、まったく心を晴らすことがないのです。

そんな現状で、うちの病院の職員健康管理室から全職員に対してメールが配信されました。

不安な気持ちを抱え最前線で戦っているあなたへ』という一般社団法人日本健康心理学会 新型コロナウイルス感染症対策検討ワーキンググループが作成したリーフレットのPDFです。そこには、”恐怖は対象があり、不安は対象がない””COVID-19は対象があるので正しく恐怖を感じ予防することが大切””不安は実際に感染していなくても感じるので過剰な不安を作り上げない”などの具体的な提案が書かれていました。当事者の皆さんは今、それどころではないのかもしれませんが、少しでも心の足しになれば幸いです。

わたしは、「標準予防策をきちんとしておけばコロナにも他のウイルスにも感染しない!」と確信していましたから、恐怖心はあまりありませんでした。でも、「ちゃんとしていたのに感染した」「感染は罹った人の行動の問題とは限らない」という報道を耳にすると、自分の抱いていた自信は間違いなのか?と不安になります。不安は、化け物のようにどんどん膨れ上がって押しつぶされそうになっています。

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背中の筋肉

「あなた、背中の筋肉、無くなったね~」

先日、首~肩の神経痛が強くて頭痛もし始めたので妻にヘキの辺り(肩甲骨のフチ辺り)に消炎鎮痛剤の軟膏を塗ってもらっていたら、しみじみそう呟かれました。

そうなんです。わたし、上半身の筋肉が明らかに落ちている。分かっているんです。腹が出てきたのに体重がさほど増えていない理由は、この上半身の筋肉低下なんです。鏡で見ても細くなった上腕に気付いていますわ。これが老人の体型なんでしょうかね。

「まるで、入院中のじいちゃんのカラダみたいよ」とさらに追い打ちをかける妻。カンベンしちくりー。5、6年前、重度の頚椎症で首も上がらなかった頃、ひどかった右腕を全く使わずに生活していたら、右腕と右三角筋だけが明らかに萎縮してしまったことがあります。あのときは、職場の健康運動指導士さんに指導してもらってダンベル運動を加えることで回復したのですが、今回の萎縮はちょっと回復はむずかしそうだと踏んでいます。なぜなら、上半身の運動をする気がないから(笑)「高血圧の治療中だから・・・」と言い訳中。だって、上半身、特に上腕~三角筋を鍛えるためには息を切らしながら筋トレしなきゃならないんだもの・・・面倒くさい!

下半身は毎日のウォーキングとスクワットで筋肉キープは万全なんだけど、上半身は月に数回行くゴルフラウンドくらいしか使わない・・・飛距離は落ちたけど別に昔からさほどの飛ばし屋さんでもなかったからあまり気にしない・・・これ(なにくそ!という気持ちになれないこと)が退化の原因なんでしょうか。

どなたか、血圧も息も上がらず、楽して上半身の筋肉(胸板は要りません。三角筋だけで十分です)を若返らせる運動を知っていたら教えてください(実践するかどうかは分りませんが)。

 

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もの忘れ

最近の私のもの忘れときたら、自分でも呆れるほどにひどくなってきました。

朝、「いってきまーす」と云って玄関を出て、駐車場の車に乗り込むあたりで「財布を忘れた」「スマホを忘れた」と気付いて引き返すと、すでに妻は玄関の鍵をかけて二階に上がってしまっていたりするわけで、最近は一度は引き返すことを前提に鍵をかけないでいてくれます。ここで気づけば良いけれど、職場に着く前(あるいは着いて車から降りるところで)に忘れ物に気付いて落胆することも少なくありません。さすがに、免許証入りの財布を忘れて運転したことがないのだけが救い。

あとでこれを玄関に出そうと思ってとりあえずポケットに入れた牛乳の空瓶とか、使ったコンタクトレンズケースを洗面後にポケットに入れて自室に上がったりして、いろいろ作業をしている最中にふとポケットに手をやって「これ、何?」「なんでこんなものがここに?」なんて思うことも少なくない昨今。本当に私の痴ほうはもうすぐそこまできているなと自覚しております(まだ、ちょっと考えて、さっき自分でポケットに入れたんだと気付いているからギリギリセーフか)。

で、最近はwellness Programの必需品である活動量計(まめ太郎2020)が必携グッズとして加わったので、一層スカスカになってきた私のアタマを悩ませます。仕事に行くときに部屋着のズボンから外して外出用のズボンに付け替えなければならないのです。ここでつい付け忘れる。部屋着から外して外出用ズボンに履き替える間にすっかり忘れる。昨日なんて、「そうそう、これをすぐ忘れるんだよな。まだ今日は意識しているから大丈夫だけど」と自分で確認しておきながら、例によって、出発前車庫での持ち物自己チェックの時に「あ、まめ太郎を忘れてきた」と気付いて、恐縮しながら二階の寝室まで駆け上がったのでございます。

くわばらくわばら。こんなことを何年かごとにここに書いている気がします。進歩も退化もありませんが、「まあこんなもんやろかな」と壊れゆく自分に抗わなくなったことを容認するようになった今日この頃であります。

 

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パンツのゆるみ

ここ数日のことです。

何か、パンツ(下着の)がゆるい。年甲斐もなくローライズのパンツ穿いているのだけれど、妙にお腹がスースーする。ズボンを下ろして確認するけれど、別に落ちている訳ではないし、ゴムが緩くなった訳でもないようだ。

Wellness Programの取り組み(まめ太郎2020)の成果は例年になく早々に出てきて、最初の1週間で体重が簡単に1キロ減ってしまったから、「このパンツのゆるみはもしや痩せてお腹が引っ込んだせい?」とか、独りでほくそ笑む。でも、風呂に入る前のハダカのカラダを洗面所の大きな鏡に映してみても、別にお腹が引っ込んだとは感じない。むしろちょっと出た?と思うくらいだ。

あれ、待てよ。ということは、パンツのウエストがミスマッチになってきた理由は、お腹が引っ込んできたからじゃなくて、逆にお腹が出てきたから(ずれ落ちてきている)って可能性があるってことじゃない?

いかん。結論は急がずにもうしばらく静観しよう。どっちにしてもお腹がスースーするから、風邪引いたりお腹壊したりしないようにしなければ(笑) あ、もしかして、ずっと何も変わってないけれど、暖かい間は気にならなかっただけ、とか? まあ、オヤジのパンツのことなんか、世間ではどうでもいいことでしょうよ。

 

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うたた寝と風邪

今日も今日とて、とりあえずわたしは無事です。

昨日は新規感染者19人の最高記録を更新した大分にサッカー観戦に行きましたが、いつものように常時マスクで顔を覆い、騒ぐことなく粛々と応援(呟き程度の独り言はクセだから許して!)、いつもより小便が近かったけれど毎回石鹸手洗い敢行、お弁当の前にサニサーラ消毒、お菓子は個別包装のおかきを選択、本当に完璧な対処だったと自負しております。それでも感染すると云われたら「そらしょうがない」と云うのが本音。「おまえの軽率な行動が職場や家族にどれだけ迷惑かけたと思うか」と云われても、「いかんともしがたいぞ!」と、何も起こっていないうちから独りでシュミレーション(これ自体が病気だ!)。

ただ、この季節のわたしの例年の風物詩は”うたた寝”。そして、その後からの”風邪”。酒飲んで、ちょっとソファに位置を動かしてからテレビを見ているうちにうたた寝。口開けて冷たい空気(エアコンが入り始めると逆に顔の辺りにエアコンの風が当たる)の中で小一時間至福の時間を過ごす。目覚めるとちょっと喉の調子がおかしくなって、翌朝には感冒症状が確定する、というのがお決まりのコースなのです。今年もご多分に漏れず時々”うたた寝”やらかしてしまいますが、まだ風邪症状にまでは発展していません。「これは私の風物詩(週間)だからやむを得ない」とこれまで開き直ってきましたが、今年はそうはいかない。そんなことしたら、自宅待機を命じられる。それでなくても、冬場になって、寒気がすると「感染した?」とビクビクし、暑くなると「熱が出た?」とまたビクビク。アタマがモヤモヤしたり胸やけしたりするだけでも「コロナじゃ?」と考えてしまう・・・ホントにほとんど病気です。

だから、今年だけは”うたた寝”厳禁です。幸い、Wellness Programのために晩酌量が著しく減ったし23時までには床につく目標を挙げたおかげで”うたた寝”まで行かなくなってきたから、これを続けること、それしかありません。夜ベッドに寝ていても翌朝には喉が痛い(口開けて寝てるんでしょう)なんてことが茶飯事だった例年、またマスクして寝る日々が始まるのかしら。

 

 

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Web学会受講中

わたしの仕事で一番メインの学会、日本人間ドック学会学術集会がweb開催で1週間前から始まりました。同時に人間ドック学会の専門医研修会も今週初めから開催中です。昨日と一昨日に学会、そして今日から研修会に臨みます。これらをきちんと聴取することで、専門医単位合計27単位を取得できることになりますから、おいしいといえばとてもおいしい。新人ドクターが初めて聴衆の前で発表をし、意地悪なおじさん先生の意地悪な質問に答えられずにタジタジになるなどという経験ができないのはかわいそうなことですし、現場で喧々囂々と論議し合うのが好きな先生には物足りないかも知れません。また、医学学会開催は地域の宿泊施設や食事処の最大の稼ぎ場でもあるでしょうから、無くなると痛手でしょう。でも・・・。

「これから先、ずっとweb学会、web研修会で良いんじゃないのかね」と同僚と話しているところです。もちろん、仕事を休まずに学会出席できるから旅費も食事代もかからない上にカラダも疲れないという地方都市に住む身としてはとても助かるのですが、それ以上に、マジメに取り組むなら内容がとても豊富なのです。リアル学会なら複数の会場で同時進行していますから、是非聴きたい内容が多数競合していたら取捨選択しなければなりません。でもWeb学会だと全部を順番に聴講できます。聞き落としたことを何度も繰り返し聞き直すこともできます。こんなありがたいことはありません。

「リアルじゃないと、アクセスを一回するだけで単位をもらえるから何も聴取しなかったり早回ししたりズルするヤツがいる」と指摘する人が居ますが、そんな輩はどうせリアルでも受付済ませたらさっさとどこぞに観光旅行しに行ってしまうヤツです。研修は早回しできませんが、「パソコンで動画を勝手に走らせていおけばそこにいなくても見たことになる」と言う人がいますが、そんな輩はどうせリアルでも居眠りしているか手元でスマホ弄って時間つぶししているかです。

問題は、やる気。だから、わたしたちはこの機会に今後もweb開催をコンスタントに企画していただけることを切に希望している次第です。

 

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表現力

〆切を引き延ばしてもらった季刊誌のコラム原稿を、昨日やっと提出しました。書きたかった題材がどうしても文章にまとめきれないままに時が経ってしまったので、諦めて急きょ違う内容の文章を突貫で書いて出したせいで何度読み返しても陳腐で薄っぺらい内容になってしまいました。深く反省中。

コラムを書くに当たって、この季刊誌に書き始めた頃の過去のコラムを読み返してみました。このブログでもそうですが、わたしの書いた昔の文章は本当にすばらしい。自分で云うのも何ですが、表現力に含みと深みがあって余裕がある。今読んでもつい引き込まれるわ。

これが最近できなくなっているわけです。あの頃は、タイトルさえ決めれば後は湯水のごとく天から勝手に言葉が降ってきてそれを拾い集めてつなぎ合わせるだけで文章ができていたのに、今は見えない壁をこじ開けこじ開けしながら単語を見つけ出さないと前には進めない状態なのです。だから、文章を考えるだけで面倒くさくなる。そのために、せっかく復活させたこのブログもなかなかアップが続かないのであります。目もよく見えなくなってきたから、モノを読むのも面倒くさいし。

脳の退化、「なんとかしなけりゃ」とかなり焦っていたけれど、最近は「この歳ならこんなもんじゃないの」とやや達観気味。とほほのほ。

 

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