今、気になっていること(2)
田舎の爺ちゃんの気になっていることなんて世間では何も気になってはいないでしょうが、もう一つ気になっていることがあるので、世間の反応など無視して書きますけどね。
年末に、お歳暮で戴いた焼酎(4合瓶)を開けようと蓋を捻った(スクリュー式の蓋)のだけれど,ビクともしないわけよ。考えてみたら、ペットボトルも最近往生することが時々ある。一番最初の開封時は固定されているから固いのは固いのだけれど、それでもつい最近まではチョイっと回せば普通に回っていたはずさ。それが開かない(というか動かない)ので、すごい形相で赤い顔して必死に回そうとする姿を見て妻が「なんちゅう顔しているの?」と笑う。「力がなくなった」のではなく,多分「握力が落ちた」んだと思う。人間はこういうショックな出来事があったときに歳を取るのでしょう。「もう歳だから、握力が落ちたのね。しょうがないか」と思ってしまうと一気に歳が進んでしまうから、「くそう、まだ負けないぞ。ちょっと油断していただけだから、次からはちゃんと開けてやる」という意気込みをいつも持っていたい・・・そう心に誓った年末なのでありました。
便秘とか目が見えないとか握力が落ちたとか不眠だとか、そんな悩みは妻には云わないことにしています。云うと「早く病院受診しなさいよ。あなた医者でしょ」と叱られるから。あるいは「晩酌が過ぎるのよ」とか「本当は気のせいなんじゃないの」とか「まだそんなじじいの発言する歳じゃないでしょ!」とか言いたい放題云われて、こころが凹むから。それでも、「今に見ていろ、ちゃんと克服してみせるから」と密かに闘志を燃やす材料にはなっています。
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