運動に関わる情報(1)
Care NetからHealthDay Newsで配信された運動に関する情報が2題送られてきました。
”階段を4階まで1分以内に上ることができれば、心臓の状態は良好である可能性が高いことを示した研究結果が、欧州心臓病学会(ESC)科学プログラムのバーチャル会議(EACVI-Best of Imaging 2020、12月11~12日)で報告された。”
60段の階段を走らずに、かつ、立ち止まらずできるだけ短時間で上る方法で検査した時、40~45秒で上がれたらトレッドミル検査で9~10Mets以上ある(心機能良好)ことになるそうです。これまでの研究でこれは1年当たり1%以下(10年以内に10%以下)の死亡率だそうです。一方、4階まで1.5分以上かかる人は8Mets未満に相当し、これは1年当たりの死亡率が2~4%(10年以内では30%)に相当するというのです。
実はわたしの診察室は4階にあり毎回階段を使って(80段あります)移動しているのですが、そんなに早く上がれるかなあと不安になっています。この研究の対象は、『冠動脈疾患の既往のある患者、または、胸痛や労作時の息切れなどの症状が見られ冠動脈疾患が疑われる人』とあるので、逆に時間がかかるようなら日頃特に症状がなくても冠動脈疾患が隠れている危険性があるということにもなるわけですよね。
PS)こっそり、時間を計ってみようかなと思って先日やってみました。80段の階段を約60秒・・・まあまあギリギリ行けた感じ(ちと安堵)。
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