昭和の発想
のどかな公園を散歩中、たくさんの渡り鳥のカモたちが虫を啄(ついば)んでいます。今年は暖冬なので、もうすぐ旅立ちの季節なのかな、とか思いながら眺めています。よく見ると、カモたちは2羽ずつ番い(ペア)になっている場合が多く、あちこちでカップルで行動しています。
「この公園は夫婦で散歩する人がものすごく多いね」と、熊本地震の後に引っ越してきた義母が感心していました。「わたしの住んでいた○○町なんて、夫婦で会話しながら散歩してる人なんかほとんどおらんかったけん! 住んでる人の層が違うんかな?」と。いやいやお義母さん、そうじゃなくて、この公園に車でやってきて健康のために散歩している人が多いだけですよ。
と、そんなことを思い浮かべながら散歩していると、中には奇数のカモ集団がいます。5羽でつるんで啄んでいるカモたちに「お、あんたらはまだ彼女ができてない少年たちやな」と妻が指さすので、「ゴレンジャーくんたちだね」とわたし。その向こうには今度は7羽の集団・・・「これも奇数のあぶれモンだ」と笑う妻に、「今度は七レンジャー、見参!」と調子に乗るわたし。
「あのさ、いいけどさ、ゴレンジャーとか七レンジャーとか、例えがめちゃくちゃ昭和やね、あなた」と矛先がわたしへ。「今の子たちにはゴレンジャーの発想はないだろうね」と。はいはい、わたしは昭和でございますよ。それが、なにか?
そんな夫婦2人とワン1匹の夕散歩。夕日がまだ西の空に赤く光っています。「だいぶ、日が長くなったね」・・・春の訪れが待ち遠しい今日この頃です。
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