マスクは苦しいモノ
「変異型の新型コロナはマスクしていても感染する」・・・テレビで毎日のように云っています。
1年前には「マスクはきちんとはめて毎回替えないと意味がない」と専門家が警鐘を鳴らしていて、「そこまでうるさいこと云ってもそもそも現品が品切れなんだからしょうがないんじゃない?」と引いていたこともあったけれど、マスクすること自体は日本人の常識になってきました。でも、いつの間にか『マスクをしている』が免罪符になってきていますまいか。
そもそも感染症に対して、「マスクしていたら感染しない」は間違いです。「きちんとマスクをしていたら・・・」が正解。この「きちんと」はかなり辛い。ウチの職場では仕事柄不織布マスクを適宜配布されて使っていますが、いろいろな会社のモノが混在して配給されます。ここ1ヶ月くらい使っているマスクは、正直辛い。なぜなら本当に密着して装着されるから。4階の診察室まで階段を上るだけで息切れします。普通にメガネかけても全く曇ることはありません。そう、「これが本当のマスク装着なんだよな」と実感して以降は、かえってその前に使っていたレベルのユルユルのマスクが怖くてたまらなくなりました。世間の皆さんが「マスクしているから」と云いながら(特に子どもたちや学生たちは)鼻マスク・あごマスクが多いのは論外だとして、「苦しいくてやってられない」とばかりにユルユルの不織布マスクやウレタンマスクをしている限り、「それはマスクではない」と云い切るしかありません。マスクは装着して苦しくなるモノ。呼吸をする度に膨らんだり凹んだりパコパコするモノ・・・それに慣れていくしかないのであります。
「マスクしているから大丈夫」とばかりに車座になって近くの公園で大笑いして大騒動している若い子たち見ていると、感染拡大は別に変異株の感染力が高いからではない気がします。アクリル板でパーテーションしているからといってついつい大声で話しているのは、もしやテレビのバラエティー番組やニュースコメンテーターの影響ではないかと思います。テレビ出演者はマスクすることなく大声でとなりにいる人と話をしていますから、「ここまではOKなんじゃないか」と勘違いする気がしますね。
ま、「マスクしていたのに感染した」は「きちんとマスクしていなかったから感染した可能性がある」と考えた方がいいのかもしれませんね。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 男は炭水化物、女は脂肪!(2023.11.30)
- 『かるしお』(2023.11.28)
- アルコール濃度(2023.11.27)
- 高齢ドライバー(2023.11.23)
コメント