« 老化の加速度 | トップページ | マスク顔 »

つばめの巣

わが家の玄関の扉のすぐ上に、つばめが巣を作りました。

昨年も開けていた南側の窓からつばめが入ってきて家の中に巣を作ろうとしていたので必死に阻止(だって、日頃は戸締まりしているのだから)しました。ところが、今年は(去年のつばめなのかわかりませんが)屋根のある北側の玄関フロアに目を付けた模様。土曜の午後、夫婦で県境まで買い物に行って帰ってきたら、玄関扉の上の壁に泥で濡らした藁しべを貼り付け始めているのに気付きました。大慌てで追い払い、箒で掃き落としたのに、ワンの散歩から帰ってきたらまた再トライ中。これまた掃き落とし・・・「これはどちらかが諦めるまで根比べだな」とか思いながら。翌日曜の朝6時、いつものようにワンに起こされておそるおそる玄関扉を開けたら昨夜よりもっと盛り上がった泥。すでに早朝からせっせと遠くの畑から何往復もしている模様(わが家周辺に泥の地はないのだからそれなりの距離を移動しているに違いない)。働き者である。颯爽と材料を加えて飛んできたつばめがわたしの姿を目撃して「おっとっと」という感じでUターン。前の道の電線に待機。だから、これ見よがしに踏み台持ってきて雑巾で何事もなかったかのように拭き落としてやりました。それをじっと眺めるつばめ。

さすがにこれで諦めるだろうと思ったのが甘かった。彼(たぶん旦那)には時間がないのだろう。「嫁がもうすぐ出産なんで」みたいな。朝から夕方まで夫婦で外出していたら、一気に巣ができあがっていました。ほとんど棟上げ状態で、散歩から帰ってきたらできた巣の上に鎮座して守ってる。「もう手を出させないぞ」とばかりに上からわたしをにらみつける彼はとても仕事の早い腕の良い左官屋さん。

「一度巣をかけたら毎年同じところに作りに来るからやっかいなのよ。だってここ玄関だから糞の始末だけでも大変なんだよ。生協の食材やヨシケイの食材を並べているから不衛生だし・・・」と断固阻止の意志を掲げていた妻が、とうとう降参しました。「なんか、つぶされてもつぶされてもまた一から作り始めるつばめの一途な健気さに負けたよ。わたしももっと優しい気持ちにならないといけないね。うちに福を呼び入れてくれるのかもしれないし」・・・ということで、彼の勝ち。昨日からわが家の住人になりました。

まだ巣にはだれも住んでいませんが、向かいの電線から今日もじっと監視しています。
 

|

« 老化の加速度 | トップページ | マスク顔 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 老化の加速度 | トップページ | マスク顔 »