生活習慣を変えるって簡単じゃない
「あなたは、他人には厳しいけど、自分には甘いよね」と妻に云われ続けてもう20年近い。妻の前で出てきたお腹をさすっていると、「簡単よ。あなたは、お酒とピーナッツやめたらすぐに引っ込むよ」と手厳しいご指摘を受けます。
そうなんです。こんな仕事をしているから、自分なりに風体には気を遣って頑張ってみてはいるのだけれど、なんせほら、わたしの豊富な脂肪細胞のキャパは高校時代に大事に作り上げたものですし、目の前にあるものをすべて口に入れるのは”勿体ないお化け”の権化の祖母から厳しく指導された”たしなみ”ですし、「この子は、熱が40度以上あっても、角缶のあられを全部食べてしまったんだよ」と幼い頃の武勇伝をヒトに自慢する父親に育てられ、あまり料理が得意ではない母が頑張って作ってくれたたくさんの夕飯を残したりできなかったのであります。「なーん遠慮しよんのかえ、若えもんはとにかく食べるのが仕事で!」と訪問する度に大量の料理責めをしてくれた父方の叔母。「あんた、良う食べるなぁ。さすがは健康優良児やな」とちょっとあきれ顔で眺める母方の伯母。
わたしが今のわたしであるのは、そんな恵まれた生活環境にいたからに他なりません。
それでも、まあ一時は90キロ以上の体重になったこともありますが、おかげさまでまあまあ普通の大柄体型で落ち着いたのは、おそらく父方にも母方にも、真のサバイバル遺伝子が存在しなかったからでありましょう。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 赤身肉(2023.12.06)
- 眠っていてもいいの?(2023.12.05)
- 大腸がんスクリーニング(2023.12.04)
- 男は炭水化物、女は脂肪!(2023.11.30)
コメント