妻の云い分
熊本で流れている予備校のCMがあります。分速75mの嵐の中を歩く男のCM。1時間後に後ろからその男の兄が分速250mの自転車で追いかけた場合に何分で追いつくかという数学問題のCM。私は、「なかなか面白いけど予備校のCMとしてはどうかな」という目で眺めていたのですが、妻が嵌ってまして、「あの気持ち分るのよ」と言う。誰の気持ちかというと、黙々と歩く弟くんを止めようとする女の子。「学生の頃、数学のこの文章題の問題を読んだときからずっとおかしいと思ってたのよ。実の兄が後ろから追いかけてくるんだよ。普通、兄は声をかけるだろうし、その声に気付いたら弟は絶対に立ち止まるやろ。なんで無視して歩き続けるんだ?」って。
「あんた、まともに数学を考える気がなかったんやろ」と云うと、「そんなことないよ。だって普通の人間なら、おかしいと思う方が普通でしょ。そういえば、あの杭の問題も昔から気になってた」と続けます。植木算のことらしい。「同じ間隔で杭を立てる時に杭は何本準備する必要があるか」という類いの問題ですが、「普通、杭は打ち込み損ねる危険性があるんだから、2、3本は余分に準備しとくべきでしょ、予備で」って。
ネタで言ってるのかマジで思っているのか、ようわからんが、マジメに数学に向かい合って生きてきたわたしには全くの屁理屈にしか思えなかったわ。
「文章題って、現実的じゃない例文だと、それが気になって問題を答えられないよね」って・・・まだ云うか。やっぱり、解く気なかったようだ。
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