独り言
「かい(痒)いーなあー。たまらんなー!」と云ってマスクを外して鼻の辺りをごしごし。
「あち(暑)いなあー。エアコンちゃんと効いてんのかな-」とグチって空調スイッチを見に行く。
最近よく、自分の小さな診察室で黙々と心電図の判読などしているときのわたしの動向です。こういうとき、どうしてヒトは独り言を云うのだろう? だって、周りに誰も居ないのだから、口に出しても何の意味もないのに。
「あいた(痛)ー!」と膝を机の角にぶつけたときに思わず叫ぶのはわかる。他人に教えるためではなく、自分の痛みを少しでも和らげるための咄嗟の自己防衛本能だから。でも、痒いとか暑いとか、自分の行動の言い訳を、弁明する相手も居ないのに口に出してしまう心境って・・・。やっぱり、自分の直面した苦痛を和らげるための術の一つなのかしら。
自分で自分の行動が妙に滑稽に見えて、つい呟いてしまいました。
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