誰に言い訳する?
「わたし、ちゃんと毎朝ウォーキングしているんですよ」
「週1回はプールで泳いでいます」
人間ドックの問診や結果説明のときによくこういう言い訳(「言い訳」という云い方に悪意があるか?)を云う人がいますが、彼らは一体ナニに対して言い訳しているのだろう?とわたしは密かに首を傾げています。
したくもないことに対して「自分はこんなに頑張っているんだ」という主張なのでしょうけれど、その効果や成果を評価してもらう相手はわたしたちではなく、常に”自分自身”です。大義名分を振りかざして自分の頑張りを主張したところで、自分のカラダが認めない(成果が認められない)ならそれはやっていないのと同じ。云うならば、生活習慣病に対する行動変容は、”自分自身との戦い”というか”自分自身との対話”でしかないことを意識してもらいたい。
自分の決めたことに対して、自分は勝ったのか負けたのか、誰かに言い訳するのではなく、自分自身に正直に向かい合って正直に自己評価してみましょう。最近、地元の焼酎のCMで若い女性が焼酎飲みながら自分自身の分身と会話しているヤツがありますが、あれと同じですね。わたしも毎日毎晩会話しています(ときには口に出して独り言云ってみたり)。これ、意外におもしろい。自分に勝った負けたの判定は、誰にも公表しない戦いだから正直になれるし、負けそうになりながら何とか挽回して勝てたときにはちょっとほくそ笑んでしまいます。もちろん負けたらため息をついて凹みますけど、いつでもそこでリセットしてしまえるのが良いところです。
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