多数派はどっち?
ニュースで外飲みをする若者たちの影像が流れました。「だって、飲めるところがどこもないんだからしょうがないじゃないか」「独りでも飲めるけど、友だちと一緒に話しながら飲んだ方が楽しいから」・・・相変わらず悪びれるでもなくインタビューに答える若者たちをモザイクでうつしている影像。見ていて、もちろんイラッとするわけですけれど、さてこんなことをしている輩は実際にはどれだけ居るのかしら? そんなけしからん輩があちこちの街で大量にいるなら由々しき問題ですが、テレビで紹介される程度の数であればそう大したことではない気がします。それを目くじら立てて報道したところで大勢に影響はないのではないか。”自粛”である以上は守らないヤツはどうせ守らないのだから、そんな奴らを「けしからん」といってバッシングしてもムダ。なのに、報道をみるとこんな連中が都会には山ほど居て街の秩序を著しく乱しているかのごとくに錯覚させられます。
先日、所用があって夜8時前に車で国道を通ったら、妙に暗くて違和感を覚えました。「ああそうか、お店が夜8時で閉まるから、軒並み電気を消しているんだね」と運転していた妻が云いました。コロナが怖くて夜に滅多に外に出ないわたしたち夫婦にとっては妙に新鮮な風景でした。わたしが住む熊本市はまん防が適用されて今月13日までは20時以降の酒の提供が禁じられています。自らの目で地方都市を見る限り、我が町は秩序がほぼほぼ守られているように思われます。
ニュースを見ているととにかく何かにつけて批判の話ばかりです。新型コロナへの政府の対応の是非、ワクチン接種の是非、東京オリンピック開催の是非など、いずれも批判のニュースが大半です。まるで世の中の多数派の意見であるかのような印象を受けますが、本当はどうなのでしょう? 何も知らないわたしたち視聴者は、毎日違う形で批判の意見を聞かされることで感化されてしまう気がしますから、本当のことを教えてほしい。「そんな意見もあります」程度なのなら、そのことをもっと強調してほしい。隣国の反日運動にしてもそう。激しい活動家はごく一部なのに、「国を挙げて騒動している」的な報道が成されてきました。
インパクトの強い意見の紹介は本当に扱いを慎重にしなければなりません。視聴率を上げるための報道では報道のあり方が間違っているように思います。本当は世の中の大部分は平和裏に粛々と準備が調えられているのではないのでしょうか。
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