マスク顔
最近、道やスーパーで人とすれ違うとき、「あれ?」と違和感を覚えることが時々あります。どうしてなのか考えてみると、大体はすれ違った人がマスクをしていなかったとき。そんなにすれ違う人をまじまじと眺めるわけではないのに、それでも”鼻から下の表情”を何となく思い出したときに顔全体が見えたから違和感を覚えたのです。
不思議な世の中になりました。あれだけ異様に感じていた市中マスク姿の老若男女・・・不織布マスクであってもウレタンや布製であっても、それをしている方が自然で違和感がない。むしろしていない方が「何かおかしい」と感じてしまう。そんな時代になってしまったなんて。
先日スーパーの駐車場でチロルチョコレートを食べたら少し溶けていて手にチョコが付いて汚れてしまいました。トイレで手を洗おうと車を降りて歩き出したところでマスクをしていないことにハタと気付きました。歩きながら、「あれ、何か変だぞ。何かが足りないぞ」と感じたのです。慌てて車に戻りましたが、口の周りにもチョコが付いているのでマスクはめたらマスクが汚れてしまう・・・結局、持っていたハンカチで手を拭いてチョコの付いたハンカチを恨めしそうに眺めながらそのまま駐車場を離れました。夢の中で、家を出てきてしばらく普通に歩いていたら、皆が自分を見るので「知り合いだったかな」と考えた瞬間に自分がマスクをしていないことに気付いて大慌てしたことがあります。日常で自宅以外では無意識のうちに常にマスクをしているもので、逆に外したままでも気付かなくなってしまっているのです。もはやマスクは顔の一部、かな。
再び地獄の夏が近づきました。さすがにマスクして生活する夏は苦痛です。でも、とか云いながらおそらく昨年の今頃より明らかに慣れてしまうはずです。だってほぼ皮膚の一部に化生してしまおうとしているのだから。
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