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おいしく食べて低栄養予防

高齢者が地域で活用できるパンフレット「おいしく食べて低栄養予防」 栄養状態を自分で把握できる 通いの場などで活用

 ”東京都健康長寿医療センターは、高齢者の通いの場など地域で活用できる、低栄養予防のためのパンフレット「おいしく食べて低栄養予防」を作成した。通いの場に参加する高齢者が、自分の栄養状態を把握し、口腔機能の低下や低栄養などについて、自分のこととして理解できる内容になっている。”(保健指導リソースガイド2021年06月08日配信版)

とにかく今、シニア層で問題なのは、「過栄養(メタボ)」ではなくむしろ「低栄養(フレイル)」なのです。若い頃にマジメにメタボ対策に取り組んだ人ほど、「健康維持のためには粗食に徹するのが大事。食べなければ食べないほどサーチュイン遺伝子が発現して健康になれる」と信じて実践している人は、シニア層ほど多い印象があります。それはそれである意味間違いではないのでしょうが、筋肉をえぐり取ってまで痩せにこだわると、フレイルやサルコペニアといった不健康サイクルに落ち込むこともあります。

健康維持のために運動することは第一原則で、動かず食べずでは萎んでしまうのは必至ですが、次に注意すべきは食べること。わたしは食べることに理屈をこねるのは邪道だと思っていますが、少なくとも間違った概念で食べていないか、くすりと思って食べたくないモノ食べているのではないか、そんなことを心配しています。せっかく配信してくれているリーフレットですから、大いに参考にしていただきたいと思います。

おいしく食べて低栄養予防』(東京都健康長寿医療センター研究所発行)

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