玄米食、続けられるか?
<「玄米」で脂肪肝や肥満を予防・改善 脂質代謝を改善するメカニズムを解明 東京農業大学>
”東京農業大学は、アルファー食品との共同研究で、肥満が原因となる非アルコール性脂肪肝(NAFLD)が、玄米を食べることで、予防・抑制できることを明らかにした。玄米がビタミンA代謝を亢進することで、脂質代謝を改善するという。”(保健指導リソースガイド2021年07月20日配信号)
「脂質代謝改善の原因がビタミンA代謝改善による」という理屈はピンとこないですけど、云っていることは分かる気がするし、玄米食さえ食えば非アルコール性脂肪肝が改善するというのなら患者さんには福音の様な気がする(「脂肪肝はできるだけ動いた上に食わないようにしないと改善しない。腹を空かせてほったらかす作業を続けないといけないのだ」とわたしは人間ドックの結果説明でいつも話していますから、それに比べたらはるかに簡単なことかな、と)。でも、どうでしょう。アルコール性脂肪肝と違って、非アルコール性脂肪肝は基本的においしいモノを食べることが大好きな人かインスリン分泌障害の糖尿病の人かがほとんどです。そんな彼らに、玄米食を一生食べ続けることができるのだろうか。ちょっと効果が出ることが確認できたら、またむかしの食生活に戻ったりしないのだろうか。「また、悪くなればそのときだけ玄米にすればいい」とか云いながら・・・。
我が家も時々玄米にしますが、とにかくよく噛まないと効果がなし、続けると胃腸の調子が悪くなったりもします。玄米は毒素も排出しますが必要栄養素も一緒に排出してしまうこともわかっています。意外に大変な食材です。「カラダにいい」「溜った脂肪エネルギーを排出できる」というだけの理由で、食生活への行動変容ができるモノなのか・・・実際の患者さんで10年以上の長期フォローで検証していただきたいと思うのです。
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