専門医研修会(2)
この研修会に興味があったのは、別に人間ドックの結果説明時の知識を得るためではありません。どれをとっても私個人にとって切実な問題ばかりだったからです。
まずは食道疾患、とくに早期食道がんについて。
学生時代の抗生剤の飲み方が悪くてできた食道裂孔ヘルニアのせいで、逆流性食道炎はもはやわたしの盟友です。以前は胸やけや喉のつまり感が出てきたら飲み込むことに罪悪感を感じるほどにしっかり食べ物を噛んでいたら改善していましたが、最近はネキシウムのお世話になることもしばしば。「逆食は繰り返すと食道がんの素になるから気をつけて!」と受診者には云っているけれど、本音としては「まあ、逆食は慣れっこだから」と高を括っていました。掲げられた食道がんの危険因子の中には”逆流性食道炎”が書かれていないからバレット食道にならなければ大丈夫なのかな?とか思いながらも、炎症の繰り返しが問題ならないはずはない。幸い今は職場の職員健診で毎年胃内視鏡検査を受けるから、うちの優秀な内視鏡医は早期がんとかちゃんと見つけてくれるだろうけれど、退職後は要注意だよなと思います。
食道がんの危険因子のうち、わたしが問題になるのは
・男性55歳以上→×
・飲酒:大酒家、アルコール依存症→△~×
の2点、特に酒の問題は避けて通れますまい。喫煙+飲酒だと危険性が何十倍も激増するけれど今は喫煙はしないから一安心なのだけれど、さてさて、わたしの飲酒習慣のレベルは”大酒家”のうちには入りますのか?
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