専門医研修会(4)
最後にメンタルケアの問題。
昨年の初めには深刻だったわたしの”うつ”問題は、新型コロナの猛威でそれどころではなくなって以降、時々小さな嵐がやってきますが、まずまず落ち着いてしまいました。
最近、意外に悩まされているには”不眠”です。時々入眠に時間がかかることはありますが、それは酒を飲み過ぎてついソファでうたた寝をしてしまった夜のことで、普通に起きていれればほぼバタンキューと眠りにつけます。睡眠維持は基本的に無理。なぜなら2時間ごとに小便に起きるから。でもベッドに帰ったらすぐに入眠できます。早朝覚醒についてはそもそも若い頃から毎日6時には起床するわけで、これが小便以外で早まることはありません(愛犬が5:50に目を覚まして騒ぐので、正式にはこの時刻です、最近は)。こう書いて見ると、酒さえ飲まなかったら不眠なんて問題ないじゃないか、と気付かされました。
ここでも問題は”酒”か。ということで、講演最後のテーマ『人間ドックでよく遭遇する精神疾患:アルコール依存症』。山本先生の解説する内容からするとわたしは全然アルコール依存症ではないようだ。「6症状中3症状以上過去12ヶ月間繰り返し経験したか?」というチェックリストでもたまに該当するのは1つだけ(飲酒のコントロールができない(典型は連続飲酒))だったし。でも、『健康のための12の飲酒ルール』(樋口進:厚生労働省HP)というのでみると、
1)飲酒は1日平均2ドリンク(純アルコール20g)以下
2)女性・高齢者は350ml缶ビール1本以下が目安
4)たまに飲んでも大酒しない
7)週に2日は休肝日
8)薬の治療中はノーアルコール
9)入浴・運動・仕事前はノーアルコール
あたりがちょっと耳の痛い内容。まあ、せっかくこんな貴重な講演を聴けたのだから、できることからコツコツとやっていきましょうか。
それにしても田舎の勤務医者にとってWeb配信は本当に助かります。学会についてはリアルに対面して直接参加者と話すことが重要だとおっしゃる先生方も多いでしょうが、せめてこういう研修会(特に単位取得のための必須研修会)は今後も是非Web学会でお願いしたいと思います。お金と時間がめちゃくちゃ節約できるんです。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 運動は免罪符にあらず(2024.12.06)
- 認知症予防の野菜(2024.12.03)
- 家庭内予防(2024.12.02)
コメント