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あごマスク

わたしがいつも利用しているガソリンスタンドは毎月決まった数字の日にガソリンを入れるとリッター5円引きの割引券をもらえます。それを使うと有人スタンドなのにセルフ並の価格になるので、職場に近いこともあっていつもここを利用しています。

先日、日曜の朝に給油しに行くと若いお兄さんがテキパキと仕事をしていました。彼はとても仕事のできるお兄さんです。車を入れるとサッと寄ってきて誘導し、すぐに給油の作業をしてくれました。すごく切れ味がいいので感心しきりなのですが、実は彼、いつもは顎マスクだけどお客さんや同僚と対話するときだけマスクを口に戻します。外は暑いし苦しいのでしょう。それはそれで良いのですが、彼はマスクを口に戻すときに必ずマスクの内側を掴んで上げるのです。その掴んだ指でわたしのガソリンカードを受け取り、その指で伝票やサインするためのボールペンを取り出してわたしに渡すのです。きっと彼には何の悪気もないのでしょうが、「その指から感染が始まるんだよ」と思いながら、そっと携帯用のアルコールで自分の手を丁寧に拭くわたしです。

世間の多くの人が「これだけきちんと気をつけているのに感染してしまうのだから防ぎようがない」と訴えているけれど、おそらくこんなちょっとしたことが原因なのだろうと思います。それが直接であれ間接的にであれ、汚れた手が自分の口に接触する時点で感染は成立してしまい、自分の口から出た唾が自分の指を介して他の部位に付着するわけですから、接客するときにマスクを動かすならせめてマスクの外側を摘まんで上げてほしいものだ、と思う次第です。1年半前、初めて新型コロナが殺人ウイルスとして世に出てきたときには皆がナーバスになっていたこんなところが、やはり慣れによって疎かになるのは致し方ないのでしょうか。

かく云うわたしも、マスクをしている時には何も問題ないのに、ちょっとマスクを外した途端に鼻がかゆくて無意識のうちに鼻に何度も手をやってしまいます。気付いたときはその都度手を洗うか消毒するかしていますが、きっと無意識だから気付かないまま放ったらかしていること、少なからずあるのだろうなと思って、反省しているところです。

 

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