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食事前の手洗い

食事前に手洗いしない人の特徴は?

手指衛生は下痢などの感染症の症状に対する簡単かつ効果的な予防法である。渡航医学の領域においては、旅行者の下痢発生率が高いことから基本的な対策として飲食前の手洗いが推奨されている。岐阜大学大学院疫学・予防医学分野の山川路代氏は、渡航者の下痢に対するリスク認知や不安と手洗い行動の関係について検討。第25回日本渡航医学会(8月21〜22日、ウェブ開催)で「下痢へのリスク認知や不安が低い人ほど食事前に手洗いを行わない傾向が見られた」と報告した。”(Medical 20210926日配信)

『男性、渡航歴がない人で食事前に手を洗わない人が多い』
『衛生への不安が1ポイント低下すると手洗い行動が10%減少』

ま、食事前の手洗いとか毎食後の歯磨きとかは、整理整頓や掃除習慣と同様に基本的には子どもの頃のシツケの問題が大きいと思いますが、実はわたしも食事前に手洗いをきちんとするタイプの人間ではありませんでした。「帰ったらすく手を洗いなさい」とか「食べる前に手を洗いなさい」とか母に云われた記憶はほとんどないのですが、それはわたしが率先して手洗いしていたからではないような気がします。ちょっと汚い手で食事をしてちょっとお腹を壊しながら免疫を付けるのが子どもの頃の仕事だ!と云われていた頃の教育ですので、最近のように、やれ滅菌だ、抗菌だ!と消毒意識を子どもの頃から植え付けられてはいなかったのは確かです。

でも、そんなわたしでも、さすがにこの新型コロナ時代を迎えて手洗いしない訳にはいかず、そうなるとアライグマのごとくにことあるごとに手洗いをする人間になりました。消毒アルコールで中途半端に手を擦るより界面活性剤でまんべんなく手洗いした方がウイルスの細胞膜が破壊されて死滅するはずという印象を持っているわたしは、石鹸で手洗いすること至上主義の信者です。もはや、指紋が薄くなって指紋認証のスマホが時々無視するくらいにまで手洗い癖がついてしまいました。

この記事の最後に書かれていた、「現在のCOVID-19パンデミックによって人々の手洗い行動が変化していることが予想されるため、その変化の影響も検討する必要がある。継続的にデータを取って分析していきたい」というの、大正解。少なくとも、わたしは全く変わってしまいました。まあ、コロナが落ち着いたら手洗い習慣はこのまま続くのかどうか、それはまだわかりませんが。

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