はげちょる?
先日、外勤先の会社ビルのエレベーターに載りました。いつもは7階の仕事場まで非常階段を上るのですが、この日は外がとても蒸し暑くてちょっと歩く気になれなかったのです。コロナ禍ではできるだけ箱の中にいたくないしできるだけ不特定多数が触る可能性のあるボタンは触れたくないから歩いて上がっていたのに、この日はつい魔が差してしまいました。
で、扉が閉まったら目の前のモニターに箱内の防犯カメラの画像・・・そうそう、このゴマ塩アタマの後ろ姿がわたしなんだよね。最初にこの画像を見た時は「このオヤジ、誰?」と思ったものですが、自分の後ろアタマはほぼ白髪だということをもうちゃんと自覚しています。でも昨日は・・・「ん?」と思わず声が出ました。アタマのてっぺんに見える肌色は?・・・今までこんなのなかったろ? はげ?と両手で触ってみるが、昔、ストレス性の円形ハゲができた時のようなつるつる感は感じられない。「気のせいかな?」と思ったもののやはり気になるので、「ねえ、ボクのアタマのてっぺん、ハゲてる?」と帰宅後ワンの散歩中に妻に聞いてみた。「ちょっと薄くはなってるよ」と簡単に云う。「ハゲ?」としつこく言うと、「撮してやろうか?」と徐ろにスマホを取り出して道路の真ん中で前屈みさせられた。「こんな感じ」
うん、たしかに薄くなって地肌が透けて見えている。「薄くなったんやねー、もういい歳だからねぇ」としみじみ。やっぱりショックだ。たしかに白髪だから毛の密度が落ちているから地肌が透けてもやむなしなのだろうけれど、自分の認識していないところで自分だけが知らないものがあるというのは、知っただけで気になってしまいます。いつも前屈みになって聴診しているのに・・・受診者さんはみんなわたしのこのハゲアタマを目の前で眺めてるんじゃないか・・・恥ずかしいじゃないかー!
スゴく気になって、以降はムースも軽めに、ことあるごとに髪を立てていますが、まあそんな姑息なことしてもダメでしょう。先日、椅子に座って待っている受診者男性の後ろアタマを偶然見かけました。わたしと同じようなゴマ塩のつむじ辺りだけすこし薄くなって、地肌が見えました。「ああ、あんな感じなのか」・・・自分で想像してたよりはるかに自然でした。「あれなら、そんなに気にしなくてもいいや」・・・なんか、ちょっと気が楽になりました。
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