1万歩は「万歩計」の戦略
<「1日1万歩」に科学的根拠はない!?由来は日本発の健康グッズだった>
”「1日1万歩」という目標は、健康にとって価値のあるものだ。しかし、実はこの「1万」という数字は、もともと医師や専門家が提唱したものではなく、1960年代半ばに日本で発売された「万歩計」という商品名に由来している。漢字の「万」は、人が歩く姿に似ていると言えなくもない。「1万というのは、切りの良い数字だし、マーケティングメッセージとしても効果的だ。しかし、科学的な裏付けはあまりない」と、米マサチューセッツ州立大学アマースト校助教授のAmanda Paluch氏は言う。そこでPaluch氏らは、歩数と心血管疾患との関連について調べた研究のメタアナリシスを実施した。その結果、健康にとって特別な意味を持つ歩数というものはないものの、歩数は多いほど健康に良いという説は裏付けられたという。この研究は米国心臓協会年次集会(AHA 2021、11月13~15日、オンライン開催)で報告された。”
「1日10000歩以上歩くのはむしろ歩きすぎで、1日8000歩くらいがベストだ」というデータは最近の常識になりました。でも、日頃から歩数計を身につけて歩く習慣のあるわたしたち『健康志向』民は、8000歩という数字を見たら「あとちょっとで1万じゃん!」という意識が働くのであります。むしろ、8000歩で止める勇気の方が大変です。
ウォーカーにとって、わかりやすい記事を見つけました。『非常識ウォーキング』というもの。
ここの書かれている5項目
1.歩数は「1日トータル」で目指す:1日の合計で「8000歩/20分」
2.歩く時間は朝より夕方
3.歩き方にはこだわりすぎない:「大股で歩く」
4.早歩きは「なんとか会話できる程度」のスピードで
5.生活サイクルに合わせて気長に
これ、わたしに云わせれば、正直なところ非常識でもなんでもない。だって、遠いむかしからわたしが実践している内容ですから。まあ結局、歩くことを『運動』と位置づけて構えず、『日常生活の身体活動』と思うことがコツだと思います。
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