互いを思いやる心
先日、わたしの職場にあるコンビニ店員さんの苦情が紹介されました。
「舌打ちをする、態度が横柄である、上から目線で偉そうにする、規定外の返品を強要する、エディなのにセルフレジを使わない・・・」
施設利用のお客さんのことではなく、うちの職員のコンビニ利用時の態度に対する不満です。これにどう対応したら良いかを検討してほしいというもの。普通のコンビニのどこの店にでもいるムカつく客の態度と同じでしょうが、それを同じ職場の職員がするのが許せない、と。方や、利用する側からすると、同じ職場の職員という意識はなくあくまでも施設内にあるコンビニの客と店員という感覚なのだと思いますから、その間にある意識のギャップは埋められそうで埋められない大きな溝のような気がします。
でも、そもそもこれは人間の資質の問題であり躾の問題であり、その「偉そうな態度」の輩はおそらくいつもそうであり、同じ職場の自分より下の立場のスタッフに対してもきっとそうであり(こういう輩に限って上司や同僚にはニコニコしてたりするものだが)、注意したところで変わりはしないでしょう。客側を注意するよりも、「そんなやつらにムカつくだけ損だから『かわいそうに』と思って放っておきなさい」と店のスタッフ側に通達した方がはるかに建設的な様な気がします。
こういう社会常識というか社会良識の中では、互いを思いやる心がないと必ずこういう軋轢が生まれてきます。互いに「相手が」こうするべき、という思いが強いから。「自分が」こうありたい、と思えばスムーズに行くことなのだけれど・・・この職場に30年以上働いていますが、なんか年々そんな『思いやる心』が加速度的に消失していっている気がして寂しい限りです。
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