『糖質OFFの最新』(3)
(つづき)
●酒のことは押えておかねばなりませんが、結局糖質との戦いなのだから糖質ゼロの蒸留酒(焼酎など)かチューハイやハイボールを飲んでおけばいい(せめてビールは最初の一杯でやめる)のだけれど、注意点はそれなりにありそう。
※アルコールが肝臓で分解されるときにできるアセチルCoAが脂肪酸の原料になり、余ったものが中性脂肪になる。体内にある時間遺伝子BMAL1は起床13時間後から15-19時間めにピークを迎えるがこの遺伝子が脂肪を蓄積させる作用がある(だから「夜食を食べると太る」といわれるわけですが)。つまり、酒は2時間以内にさっさと飲み、夜8時頃までに飲み終えるのが良い、という。
※肝臓は生命維持のためのさまざまな機能を司ってるが、肝臓が最優先にすく仕事がアルコール分解なのだという。毎日そっちの仕事をした上でその他の仕事をさせられると肝臓が疲弊する。そういう理由だから休肝日は必要なのだそうな。「最低でも週2回、できれば3回は休肝日が欲しい。さらに連続で抜くほうがよい」・・・と、云われても、なあ。
※酒飲むと肝臓が糖質を使ってアルコールを分解する。肝臓に蓄積されているグリコーゲンを糖化させたあとアルコール分解に使われるので血糖が低下し、アルコール分解作業中は肝臓の糖新生(肝臓で糖を作る)機能もストップするのでさらに血糖が低下する。だから、「〆のラーメン」が欲しくなるのだそうな。でもその血糖低下は微々たるもので、これは脳の錯覚だから、〆なんていらない!という。
ま、知識として知っておきましょう(笑)
さて、とりあえず書いてあること(ロカボ・スローカロリー理論)は理解したのだけれど、わたしがこの2年間主張してきた『時間栄養学』の理論=「夜に食うモノは極力朝に回せ」というやつとちょっと矛盾してしまって困っています。”朝は忙しくて食事開始20分後に糖質を摂るような時間がない””夕食は糖質さえ減らせば他の制限無用”と云われてしまうと・・・説明するときにどう折り合いをつけようかと悩み始めているわたしではあります。
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