車が少ない?
最近、出勤のために家を出る時刻が以前より10分近く遅くなる日が多くなりました。きまぐれに起きてきて突然吠えて自分のやりたい行動を主張するようになってきた13歳の老犬と、私が起きるなりずっと付いて回ってジャマしながらちょっかいを出す生後10カ月の幼犬のおかげで、朝のルーチンでやるべき仕事が効率よくやれなくなってきたからです。
「もう、なんとかしてよ!」「これじゃ遅刻しちゃうよ!」とぼやきながら毎朝自家用車を発車させるのですが、実は職場に着く時刻は意外に早い。以前は朝7時の出発が10分遅れるだけで到着時間が20分近く遅くなっていたのに・・・そういえば、右折信号2回、3回待ちが当たり前だった交差点を1回でスムーズに通過できるのが当たり前になっています。たしかに、街中の車の量が少ない。それは実感します。「たぶん、テレワークが定着してきたせいじゃないかしら」と、わたしが産業医として通う企業の産業保健師さんが分析していましたが、わたしの勤務する病院界隈は製造業系の会社が多いので、そんなにテレワークが普及しているのかな、と疑問に感じてはいます。もうすぐまん延防止等重点措置が解除されたら、車の量はまた増えるのだろうか。新型コロナがいつか終息したらまた社会は以前のような猥雑でぐちゃぐちゃした世界に戻ってしまうのでしょうか。
コロナ禍3年目に入ろうとする世界の中で、日本はヨーロッパやアメリカなどのように以前の社会に回帰することを求めなくなるのではないか、という感じが少ししています。働き方という点で、今の社会に合うように創意工夫をこらしている人たちが多くなり、もはや前の社会のままに帰ることを決して想定していない様な気がします。コロナ前の生活に戻りたい。でも、社会全体がコロナ前の状態には戻らないし戻ることを必ずしも良しとはしない。そんな、『進化』が現れていくのではないかな、とそんなことを思うのです。そう思うと、欧米は典型的な保守主義で日本人は思いの外リベラルであるような気がしてきました。
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