マスク越し
数年前、冬場のインフル流行期でも診察や結果説明中はできるだけマスクをしないように心がけているということをここに書きました。マスク越しではてきめんにコトバを聞き取りにくくなり、特にご高齢の方や耳の不自由な方はクチの動きを頼りにしているからだ、と云う理由で。
それがこのコロナ禍の中では『マスク越し』が必須になってしまって、どうしたものかと悩んでいましたが、最近仕事中にふと気付いてみたら別にマスク越しによって特別な支障を来したということはありませんでした。もちろん、わたしのコトバが聞き取りにくくて聞き返されたことは数回ありましたが、特別にコミュニケーショントラブルといったものは経験していません。
これは、単に声を大きくしたからというよりも、話す側も聞く側も「伝える」「聞き取る」という意識が強くなったおかげではないかと思っています。邪魔な存在であっても現代社会ではマスク越しの会話は避けて通れないわけで、それが前提だとなったら人は神経を集中できる動物なんだなと改めて認識しました。マスクが無くてもそうすれば良いのでしょうが、やはり五感が普通に作用するときはそれに頼ってしまうモノなのでしょうね。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 男は炭水化物、女は脂肪!(2023.11.30)
- 『かるしお』(2023.11.28)
- アルコール濃度(2023.11.27)
- 高齢ドライバー(2023.11.23)
コメント