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プレゼント

北京オリンピックの最終日は朝からカーリング女子決勝を観ました。決勝はアイスの神様が若干イギリスに味方して日本は負けてしまいました。当事者はとても悔しそうでしたが、でもとても立派な戦いぶりでした。

Yesterday is history, Tomorrow is mystery, and Today is a gift. That is why we call it “present”.
『今日』というプレゼント🎁を楽しもう

日本代表となったロコ・ソラーレを創った本橋麻里さんが準決勝を前に選手たちに送ったtwitterです。なんていい言葉なんだろうと思ってコピーしました・・・「昨日はもう終わってしまったもの。明日はどうなるか分らない。だから今日のプレゼントを存分に楽しもう」

競技そのものをほとんど知らなかったカーリングという競技が日本で有名になったきっかけは4年前のロコ・ソラーレの快進撃でした。今回と同様のミラクルが起きてまさかの準決勝進出、そしてミラクルで転がり込んできた銅メダル。日本中が彼女たちの虜になりました。あれから4年、再び彼女たちが氷上に戻ってきて、再びミラクルを起して銀メダル。おそらく日本中どころか世界中で彼女たちを賞賛していることでしょう。

日本代表といってもカーリングはチームとしての代表であり、他の競技と違って個々の選出ではありません。あくまでもチームとしての絆の戦い・・・なんか彼女たちをみていると、日本のカーリング女子が世界で愛されているのは、もしや日本代表が彼女たちだったからに違いないと思ってしまいます。勝つためにこっそり相手を押したり引っ張ったりするのが当たり前の競技がある一方で、カーリングという競技の持つ紳士性や礼儀正しさもさることながら、彼女たちの笑顔やお互いをリスペクトする態度や相手国選手達へのリスペクトを身体全体で表現している姿に魅了されるのです。うまくいってもいかなくても、勝っても負けても、「ナイス!」「わるくないよ」という声が響くのをテレビを通して聴いているのはとても心地よい。神様からのプレゼントで運命の機微で2大会ともに準決勝に進ませてもらった彼女たちのミラクルは、きっと彼女たちだけでなく観ているわたしたち皆へのプレゼント。こんな云い方は良くないもしれないけれど、ロコ・ソラーレは日本の中では決してダントツで強いチームでもなければ大きな企業がバックアップする組織でもありませんから、代表選考試合でもし他のチームが勝ち上がっていたらこんな空気感ではなかったかもしれない。あの、いつも前向きで明るいチームの絆の素晴らしさを最後まで見せてくれて、感謝しかありません。ありがとう。



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