アルコールは少量でも毒らしい
<心臓にとって安全なアルコール摂取量は存在しない(No Amount of Alcohol Safe for the Heart: WHF)>
”世界心臓連合(WHF)は新たな政策提言において、少量〜中等量のアルコール摂取は心血管の健康に良いと広く考えられているが、これはデータによって裏付けられていない、と述べている”
”実際のところ、どのような量であっても飲酒は健康寿命の損失に寄与しうるという明確なエビデンスがある”
”心血管疾患の有病率は過去数十年間で2倍近くになっており、そのうちの多くにおいてアルコールが主要な役割を果たしている”
大変手厳しい提言です。「適量の酒は『百薬の長』である」という確固たる証拠(エビデンス)は存在せず、むしろ少量でも冠動脈疾患、脳卒中、心不全、高血圧性心疾患、心筋症、心房細動、動脈瘤を含む心血管疾患のリスクを上昇させるというエビデンスはある。だから、”安全な量”など存在しないのだ。そんな誤報はすべて酒類製造会社の陰謀である、とまで書かれており、逃げ道は一切なく、「迅速で断固とした行動」が必要だそうです。
「タバコは1本でも毒だけど、酒は適量なら返ってカラダに良い」と云っていた時代は過去のモノになっているのでしょうか。まあ、口に入れなくても困らないものなのだから、少なくとも若い人たちはタバコも酒も最初から知らないに越したことはありますまい。と云ってお茶を濁すのが酒飲みオヤジのギリギリの対応策です。とほほ。
そんなら、製造・販売させないとか、不買運動すべきだとか、そういう方向にまで徹底して提言してやりなされ。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 男は炭水化物、女は脂肪!(2023.11.30)
- 『かるしお』(2023.11.28)
- アルコール濃度(2023.11.27)
- 高齢ドライバー(2023.11.23)
コメント