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『当事者研究』

子ども当事者研究 わたしの心の街にはおこるちゃんがいる』(コトノネ生活)という本をAmazonで買ったのは、カーリングのロコ・ソラーレの吉田 知那美選手のインスタをフォローしたのがきっかけでした。たまたま彼女のストーリーズに紹介されていたから。

子ども・子育て当事者研究ネットワーク ゆるふわ

 この本の中にまるで”当たり前のコトバ”として『当事者研究』というのがあるけれど、どこにもそのことに対する解説がない。読み始めてすぐにその余所者感、疎外感に苛まれて、本を半ばまで読んだところで『当事者研究』とはなんぞや?を検索する羽目になりました。

当事者研究とは-当事者研究の理念と構成- (向谷地生良)』(当事者研究ネットワーク)
「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 20132月号』(障害保険福祉研究情報システム)

精神科医になりたくて医者になり、統合失調や認知行動療法などの情報は適宜見てきていたつもりだったのに一度もわたしの前を通り過ぎたことのなかったコトバでした。それが遠い北の大地での活動だったから南国熊本まで届かなかったというわけではないでしょう。わが家に子どもがいなかったからというわけでもない。アンテナが低かっただけでしょう。だから、今更ながらこんな世界があることを知ることができたのはありがたいことです。ただ、これがまた微妙に奥深くて、付け刃でこの辺りの情報を読みあさっても結局は門外漢の余所者感。大人の当事者研究と子どもの当事者研究の”当事者”は同じ境遇のものとして繋がっているものなのかそれとも違うのか、この二つを繋いでいる『べてるの家』は精神障害者などの地域活動拠点だそうだけれど、『ゆるふわ』の立ち位置は決して特別な子どもたちの世界ではなさそう。特別じゃなくても参加できる世界なのだろうか?『家族の「当事者研究」』という記事を見つけました。これを見る限り、当事者もその家族も決して特別な人たちではなさそうです。

おそらく、そもそもの始まりは心の闇を抱えて戦っている統合失調の当事者が自分を研究してもらうという発想から始まった”当事者研究”が全国に広がる中でもっと大きな括りの中で子育てに悩むお母さんやあるいは親に理解してもらえずに悶々とする子どもたちが当事者として研究することで自ら新たな発見をし、周りにわかってもらえるきっかけ作りに貢献できるようになりながらネットワークが広がっているのだろうと推測します。

「どうしたの?今から子どもを育てようと思ってるの? もしかしてどこか他に子どもを隠しているとか?」・・・送られてきた本をみつけて妻がそんな冗談を云いました。
 

 

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