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かぞくかいぎ

カーリングのロコ・ソラーレの吉田選手がインスタで紹介した本はもう一冊ありました。

子どもから話したくなる「かぞくかいぎ」の秘密』(玉居子泰子、白夜書房)

”けんかをしても、
すれ違いがあっても、
反抗期が訪れても、
恐れることはない。
また話せばいいと思える
ようになりました。(本文より)”

帯に書かれたこのコトバ通り、「家族で会議を開く」という行動のなんたるかを事例を用いてわかりやすく紹介してくれています。「腹を割って思っていることを話す」という行為が一番むずかしいのが家族。はずかしいというか、何を今さらというか、あるいは「どうせ話しても・・・」「話さなくても分かっているはず」「話して何か意味ある?」と思うのが家族なのであります。日頃から何でも話しているよ、と思っている人でもそれが家族全員かというとそうではないでしょう。「お母さんとは話すけどお父さんは苦手」とか。ぜひ、特に子育て世代の方は一度読んで、子どもさんが小さいうちから『かぞくかいぎ』を開く習慣をつけておくときっとすばらしい大人に成長するのだろうな、と感じました。

残念ながら、わが家には子どもがいません。「夫婦2人でも『かぞくかいぎ』はできるよ」と云われそうですが、やはり『かぞくかいぎ』のミソは中に”子ども”が居ることだと思います。「子どもが何考えているかわからない」から始まって家族全員で話し合っているといつの間にか夫婦の間でも会話が当たり前になってくる、という流れは自然です。「ねえ、今から二人で家族会議をしよう」はハードルが高すぎる。もう30年以上も一緒に居ると、「何考えてるんだか」と思うことはたくさんあるけれど、「ま、いいや」と思う。それが処世術。あなたはわたしが何か云うと「なんでそんな云い方するの?もっと優しい表現があるでしょ!」と怒るけれど、あなたがわたしに云うときはそれよりもはるかにトゲのある云い方してるんだよ!・・・以前は口げんかしたものだが、「わたしのは全然違うよ。思いやりよ」と聞き流されると一層ムカッとして、「これは云っても無駄だ」と思うようになる。仲の良い友人に第三者の意見を聞こうとしても、「夫婦の問題をこっちに振らないでよ」と逃げられる。

こういうことが、中に子どもが居て、子どもの忌憚のない感想の中で『かぞくかいぎ』すると、きっとお互いに「そうね」となるのだろうな、と思いました。それが我が子、『子は鎹(かすがい)』の真骨頂なのでしょうね。

あらためて、この本。小さな子どものいるお父さん、お母さん、今の時期だからこそ是非手にとって読んでみてください。

 

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